インテル決算を“今の空気感込み”で全部まとめる

Intel Corporation($INTC)2025年Q4決算・最新版解説


インテル決算、出ました。
結果から言うと――決算後に株価は約5%下落
ただ、これを見て「もう終わりだ」とか「神決算だ!」とか、そういう話じゃないです。

正直なところ今のインテルは、
「決算をいくら細かく見ても、結論はあまり変わらないフェーズ」
にいます。

問題が解決したわけでもない。
でも、致命的に壊れたわけでもない。

そして何より、まだ50ドルを割っていない
……はい、ここ大事です。
「お安く買ったでしょ?w」という人は、慌てる場面じゃない。


目次

まず数字をざっくり整理しよう

2025年Q4(第4四半期)

  • 売上高:約137億ドル(前年比 -4%)
  • EPS(GAAP):-0.12ドル(赤字)
  • EPS(Non-GAAP):+0.15ドル(黒字)

ここ、よく誤解されがちですが、
GAAPでは赤字、Non-GAAPでは黒字です。

つまり

「会計ルール上は赤字だけど、事業の実態としてはそこまで悪くない」

という状態。
少なくとも「Q4単体が大失敗」という決算ではありません。


2025年 通期

  • 売上高:529億ドル(前年比ほぼ横ばい)
  • EPS(GAAP):-0.06ドル
  • EPS(Non-GAAP):+0.42ドル

「成長してないじゃん」と言われればその通り。
でも逆に言えば、
ここまでゴタゴタしていて“横ばいで踏みとどまっている”
とも言えます。

なお、2025年Q3にAlteraを連結対象から外しているため、
前年比は未調整。
数字はちょっと悪く見えやすい点は注意です。


市場が嫌ったのは、ここから先

2026年Q1ガイダンス(会社予想)

  • 売上:117〜127億ドル
  • EPS
    • GAAP:-0.21ドル
    • Non-GAAP:0.00ドル(トントン)
  • 粗利率(Non-GAAP):34.5%

……はい、弱いです。
ここは素直に弱い。

だから株価が下がった。
変な理由は何もなく、普通に「先行きが弱い」から売られた


じゃあ、インテルは何を言いたいのか?

今回の決算、メッセージは一貫しています。

「AI時代でもCPUは重要」
「Intel 18Aは歴史的な節目」
「供給はQ1が底、Q2以降に改善する」

もうこれしか言ってない、と言っていい。


インテルが“推してる”ポイントを整理

AI PC(クライアント向け)

  • Intel Core Ultra Series 3 を発表
  • Intel 18Aで作る最初のAI PCプラットフォーム
  • 200以上のOEMデザインで採用予定

ノートPCだけじゃなく、
ゲーム携帯機、ロボット、産業用エッジまで含めて、
「AI=GPUだけじゃない」という主張を全力でしてきています。


データセンター&エッジAI

  • Ciscoと分散AI(エッジAI)で協業
  • Xeon 6 SoCベース
  • リアルタイム推論やエージェント型ワークロードを想定

NVIDIAと正面衝突する気はありません。
CPUが必要な領域だけを取りに行く戦略です。


ファウンドリー(製造)

  • Intel 18Aが量産立ち上げ
    • アリゾナ
    • オレゴン
  • ASMLとHigh-NA EUVの技術的実証に成功

技術的には、
「本当に次の世代に来た」
と言っていいところまで来ています。

ただし――
赤字です。普通に。


ここが一番の問題:供給不足

CEOもCFOも、はっきり言っています。

「需要はあるが、供給が追いつかない」

つまり何が起きているかというと、

  • AI向け需要はある
  • CPUも売れる
  • でも
    • メモリ
    • パッケージング
    • 先端工程

ここが詰まって、作れない

これ、投資家目線だと一番ストレスが溜まるやつです。

「作れば売れるのに、作れない」

Q1が供給の底。
Q2以降は改善予定。
……予定、です。


経営陣コメントを超ざっくり訳す

CEO

「AI時代でもCPUは主役。18Aは節目。2026年が勝負」

CFO

「Q4は想定以上。ただQ1が一番キツい。Q2から良くなる」

要するに、
今は耐えろ、評価は来年以降だ
という話。


X(旧Twitter)の反応が、すべてを表してる

😫 失望派
「また将来の話かよ」
「いつ結果出すんだ」

😎 期待派
「NVIDIA(革ジャン)が50億ドル出してる」
「政府支援もある」
「2026年の大逆転を信じる」

評価は完全に真っ二つ。


SOX指数への影響は?

インテルはSOXの中でも、
AI最前線の主役銘柄ではない

なので今回の決算が、
SOX全体を崩すようなものではありません。

ただし、

  • 供給不足
  • 粗利低下

この話が業界全体に波及すると、
短期的にはSOXも揺れやすい
ここは注意。


最後に:投資スタンスの整理

はっきり言います。

  • ❌ 上昇局面で飛びつく株じゃない
  • ⭕ 下で拾って、時間を味方につける株

2025年は耐える年
2026年が評価が決まる年

「決算を見て安心するフェーズじゃない」
「でも、終わったとも言えない」

今のインテルは、
“我慢できる人だけが触る銘柄”

これが、今回の決算を全部ひっくるめた結論です。

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この記事を書いた人

当サイト管理人。YouTube登録者13,000人。「大切な資産を着実に増やす」をモットーに、AI×株式投資の情報を発信しています。

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