どうもこんにちは株ちゃんです。
この記事では今話題の米国債券投資TLTについて分かりやすく解説します。
先に結論ですが、これからの利下げ見通し時に利益を狙える投資手法となります。もちろんリスクもありますので、なぜ今が買い時なのかも含め詳しく解説しますので是非最後までご覧ください。またレバレッジがかかったTMFとの比較もしていきます。
是非最後までご覧ください。
それではいきましょう!
そもそもなぜ今米国債券投資が人気なのか?TMFについては以下記事で詳しく解説しています。
先に結論です。以下はTMFと比較した際のメリット
TLT(iシェアーズ 米国国債 20年超 ETF)の概要
TLT(iシェアーズ 米国国債 20年超 ETF)は、残存期間が20年以上の米国財務省証券に投資するETF
TLTとTMFのファンドの特性比較
以下は、TMFとTLTのファンド特性を比較した表です。
特性 | TMF | TLT |
---|---|---|
ティッカーコード | TMF | TLT |
目標倍率 | 300% | – |
日中気配値 | TMF.IV | – |
ブルームバーグのコード | IDCOT20TR | – |
CUSIP番号 | 25459W540 | 464287432 |
総経費率 | 1.07% | 0.15% |
純経費率 | 1.09% | 0.15% |
デュレーション | 55.11年 | 16.70年 |
加重平均残存年数 | 25.68年 | 25.34年 |
加重平均クーポン | 3.11% | 4.65% |
ボラティリティ(30日ベース) | 13.78% | 16.52%(3年間の標準偏差) |
過去12ヶ月分配金利回り | – | 3.81% |
平均利回り | – | 4.65% |
設定日 | 2009年4月16日 | 2002年7月22日 |
純資産総額 | – | 約491億ドル(2024年5月17日現在) |
以下は、TMFとTLTの良い点・悪い点を〇✖で示した表です。
特性 | TMF | TLT |
---|---|---|
良い点 | ||
目標倍率 | 〇 TMFは3倍のレバレッジを目指しており、米国の長期国債のパフォーマンスに対して3倍のリターンを追求します。これにより、金利が下がる時期には大きなリターンが期待できます。 | ✖ レバレッジがないため、通常のリターンを提供します。 |
デュレーション | 〇 TMFのデュレーションは55.11年と非常に長いため、金利の変動に対して非常に敏感であり、金利低下時には大きな価格上昇が見込めます。 | ✖ デュレーションは16.70年で、金利変動に対する感応度はTMFほど高くありません。 |
経費率 | ✖ 総経費率1.07%、純経費率1.09%と高く、運用コストが高いです。 | 〇 総経費率および純経費率が0.15%と低く、運用コストが抑えられます。 |
安定性 | ✖ デュレーションが非常に長いため、金利が上昇すると価格が大きく下落するリスクが高いです。また、レバレッジの影響でボラティリティも高くなります。 | 〇 デュレーションが16.70年と比較的短いため、金利の変動に対するリスクがTMFに比べて低いです。また、過去12ヶ月分配金利回り3.81%、平均利回り4.65%と安定した収益を提供します。 |
悪い点 | ||
経費率 | 〇 経費率が高いため、コストが大きくなります。 | ✖ 経費率が低いため、コストは抑えられます。 |
リスク | 〇 デュレーションが長く、レバレッジの影響でボラティリティが高いため、リスクが高いです。 | ✖ デュレーションが短く、安定性が高いため、リスクは低いです。 |
リターンの制限 | ✖ レバレッジがないため、大きなリターンを狙うことが難しいです。 | 〇 レバレッジがないため、通常のリターンを提供します。 |
ボラティリティ | 〇 標準偏差が高いため、短期的な価格変動が大きいです。 | ✖ ボラティリティが低く、価格変動が小さいです。 |
TMFとTLTのインデックス特性の比較
以下は、TMFとTLTのインデックス特性を比較した表です。
特性 | TMF | TLT |
---|---|---|
デュレーション | 18.16年 | 16.70年 |
加重平均残存年数 | 25.68年 | 25.34年 |
加重平均クーポン | 3.11% | 4.65% |
ボラティリティ(30日ベース) | 13.78% | 16.52%(3年間の標準偏差) |
過去12ヶ月分配金利回り | – | 3.81% |
平均利回り | – | 4.65% |
TLT(iシェアーズ 米国国債 20年超 ETF)まとめ
メリット
- 低経費率: 総経費率および純経費率が0.15%と低く、コストを抑えた運用が可能
- 安定性: デュレーションが16.70年と比較的短いため、金利変動に対するリスクがTMFに比べて低く、過去12ヶ月分配金利回り3.81%、平均利回り4.65%と安定した収益を見込める
金利見通し
前回TMFでもお話しした通り今後金利は下落に向かいます。ただ逓減リスクもあるのでやはり長期保持であればレバレッジのかかってないTLTの方がいいかなとおもいます。
ということで本日は以上です。
次回は逓減やバンガード社製の長期債券ETFであるEDVについて記事を書こうと思います。
以上です。ご一読ありがとうございました。
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