— “好決算なのに爆下げ”・・ 最近こればっかりです。
キオクシアの決算が出て、チャートも夜間PTSもとんでもない動きになってますね。
一言で言うと 「決算の解釈が二極化して、市場が揺れている状態」 です。
まず冷静に、
決算そのものはどうだったか?→ 良い。
株価はどう反応したか?→ めちゃくちゃ悪い。
この“ズレ”を整理していきます。
■ 結論:決算は“実質好決算”。ただし株価は“期待の高さに負けた下げ方”
- 売上:前期比+31%
- 営業利益:452億 → 872億(ほぼ倍)
- 出荷量:+30%台後半
- 単価:カテゴリ別では上昇
- 財務改善
- Q3は“過去最高売上予想”
普通の企業なら完全に好決算。
でも株価はPTSで −20%。記事作成時点。
■ 1. 決算の“良い見方(会社・機関投資家が重視)”
これはIR資料が示す視点です。
✔ QoQで急回復 → メモリ市況の底を抜けた
✔ AIサーバー向けが想像以上に強い
✔ 第8世代BiCSの量産効果が効いてきた
✔ 第3四半期は過去最高売上
✔ 財務改善進む(ネットD/Eも低下)
✔ 来期(2026年度)もAI特需で追い風継続見込み
つまり、
「事業トレンドは完全に上向いた」
という評価。
半導体メモリはサイクル産業なので、YoYよりQoQが重要。
■ 2. 決算の“悪い見方
見方としては以下も。
「上期最終67%減益」
「7-9月期も62%減益」
これは YoY(前年同期比)だけを見ています。
そこに比べれば
「今年の利益が小さい → 減益」
は当たり前。
でも株探は見出しとして
派手に“減益”を書きたいため、
市場は「悪い決算?」と一瞬誤解する。
■ 3. 株価はどうして急落した?
🟥 ① “期待のハードルが高すぎた”
あなたが貼ってくれたチャートを見ると…
✔ 株価はわずか数ヶ月で倍以上
✔ 10MA(青)に沿って超過熱
✔ RSIは80台 → 完全な買われすぎ
✔ 直近で13,000〜14,000まで急騰
つまり、
期待が過剰の状態で決算を迎えた。
この状態で“完璧ではない決算”が出ると
→ 機関投資家が売る
→ 個人投資家が狼狽
→ PTSで投げが殺到
これが−20%の正体です。
■ 4. “好決算なのに売られる” 典型的な 3 パターン
① 期待値が高すぎた
上にも書いた通り。
② YoYの減益が見出しに踊り、市場が誤解
特に短期筋のアルゴは見出しで売る。
③ 上昇しすぎて、機関が利益確定で逃げる
13,000〜14,000円は今年の想定レンジ超え。
“材料出尽くし”で利確が入りやすい価格帯。
■ 5. PTSの−20%は本当に悪いのか?
この急落は
決算の中身ではなく、株価位置が原因
という点が重要。
✔ 市況は改善
✔ AI向け需要は継続
✔ Q3・Q4の見通しは強い
✔ 来年にかけても追い風
だから
根本的なストーリーは崩れていない。
むしろ、
“決算通過で需給が正常化する”
という見方すらできます。
■ 6. どこが「買い場」になるか?
PTSでの急落は一時的なパニックの可能性が高いですが、
下落幅が大きすぎるため、落ち着きどころを見極める必要があります。
チャート的には…
● ① 直近高値14,000 → 13,000の押し
→ 今そのラインで反発している
● ② 次のライン:10,500〜11,000
ここは10MA・50MAの中間の“支持帯”。
● ③ 本命の押し目:8,500〜9,000
→ 過熱感が取れ、需給も整理された良い線
「企業価値」ではなく
「直近の過熱・需給」が下げの原因なので、
反発タイミングは早い可能性もあります。
■ まとめ:
✔ 決算そのもの → 好決算で正しい
(QoQ回復・AI需要継続・ガイダンス強い)
✔ 見出し(YoY減益) → 悪材料に見えるが本質ではない
(前年が良すぎた反動)
✔ 株価急落の理由 → 過熱と需給
(期待が高すぎて“材料出尽くし”)
✔ PTS−20% → 企業価値の悪化ではなく短期需給
(むしろ中長期の押し目チャンスになり得る)
無理せず、まずは様子見したいですね。
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