どうもこんにちは、株ちゃんです。
NVIDIAの超絶決算を受けて、SOXLは
35.96ドル(+4.69%、過去6ヶ月で+109%) まで反発しました。
今日はこの動きを踏まえて、
- いまSOXLがチャート的にどんな位置にいるのか
- NVIDIA決算がどれくらい“効いている”のか
- ここから上か、もう一段押すのか
を、初心者向けにざっくり整理していきます。
youtubeでもまとめています!
まず結論からいきますね。
1.結論:短期は“決算リバウンド”、本番はここから
結論を一言でまとめると、
「NVIDIA決算で“売られすぎの戻り”が始まった段階。
ただし、40ドルの手前までは戻り売りも多く、
一気に高値更新していくというより“上げ下げを繰り返しながらジリ高”になりやすい」
というイメージです。
- 直近安値から見るとそれなりに反発しているが
- 高値(50ドル近辺)から見ると、まだ調整ゾーンの中腹
- NVIDIA決算は超ポジティブだが、
金利・雇用統計などマクロ要因も抱えている
ので、
「焦って全力ロング」より
「押し目を確認しながら小刻みに積む」
ような付き合い方が現実的かな、という見立てです。
ここから、数字とチャートをしっかり見ていきましょう。
2.いまのSOXLの“立ち位置”をざっくり整理
まずは現状のおさらいから。

- 現在値:35.96ドル(+1.61ドル、+4.69%)
- 過去6ヶ月リターン:+109.68%
- 6月〜9月:20ドル台前半 → 30ドル台半ばまでジリジリ上昇
- その後:50ドル近くまで一気に吹き上げ → 調整入り
- 直近は30ドル台半ばでの攻防が続いていたところ
20ドル :6月の安値ゾーン
↓
30ドル前後:夏場のもみ合いレンジ
↓
50ドル付近:直近高値(AI期待がMAX)
↓
36ドル前後:いまここ(高値からの半値戻し付近)
「めちゃくちゃ上がったあとに、
それなりに叩き落とされて、
決算をきっかけにいったん下げ止まりを確認した」という位置です。
3.NVIDIA決算がSOXLに与えたインパクトを噛み砕く
今回のNVIDIA決算のポイントだけ、SOXL目線で整理すると
- 売上570億ドル:市場予想をしっかり上回る
- データセンター売上512億ドル:前年比+66%
- 次の四半期ガイダンス650億ドル:コンセンサスを大きく上振れ
→ 「AIインフラ投資はまだ終わらず、
むしろ来期に向けてさらに加速する」というメッセージ。
SOXLの中身は“半導体株の指数×3倍”なので、
- NVIDIAがAIサーバーの心臓部を握ったまま成長継続
- その周辺で、TSMC・ASML・半導体装置メーカーも恩恵を受ける
- 結果として半導体指数(SOX)全体にポジティブ
という構図になり、
それがそのまま SOXLの反発につながっている と考えられます。
特に、
- 「ガイダンスが弱かったら全体暴落もあり得る」
- 「AIバブル終わりか?」
と身構えていた市場にとって、
今回は “最悪シナリオの否定+上振れ” だったので、
売りポジションの買い戻しが一気に入りやすい場面でした。
4.チャートから見るSOXLの短期シナリオ
では、ここから数日〜数週間の動きをざっくりイメージするとどうなるか。
① 上値のメド(レジスタンス)
- 38〜40ドルゾーン
→ 直近の戻り高値が集中しそうな価格帯
→ 決算前から売り込んだ短期勢の“利確ポイント”にもなりやすい
② 下値のメド(サポート)
- 34〜35ドル
→ 今回の決算リバウンドで“下値を切り上げた価格帯”
→ ここを割らずに推移できるかが、トレンド継続のカギ
短期のざっくりシナリオ
- 理想パターン
- 35ドル台を維持しながら38〜40ドルにトライ
- 押しても34ドルを割らずに切り返す
→ 「高値圏でのもみ合い → 次の上昇」の形
- 波乱パターン
- 雇用統計や金利上昇でハイテク全体が売られる
- 再び34ドル割れ → 32〜33ドルを試す展開
→ 「決算リバを全部吐き出してしまう」
今のチャートだけを見ると、
“決算でいったん底打ちしたけど、まだトレンド確定ではない”
くらいのニュアンスです。
5.中期(数ヶ月〜半年)目線での見通し
もう少し長い目でSOXLを眺めると、
- NVIDIAを中心にしたAIサーバー投資は2026年頃がピークと言われている
- まだ「需要>供給」の状態が続いており、
半導体セクター全体の利益は高水準が続く見通し - 一方で、
- 米金利次第でバリュエーション調整が起こる
- 景気後退リスクが再燃すると一時的に大きく売られる
という“上昇トレンドの中の乱高下”になりやすい局面です。
中期のざっくりシナリオとしては、
- ベースシナリオ
- 金利がじわじわ低下
- AI投資が大きく減速しない
→ SOXLは30〜50ドルの広いレンジで上下しつつ、
半年〜1年スパンでは“右肩上がり”
- リスクシナリオ
- 想定以上の景気減速で、クラウド各社がCAPEX削減
- 10年債金利が再び5%近くまで上昇
→ SOXLは20〜25ドル台まで深押しする可能性もゼロではない
“レバ3倍”という性質上、
良いときはすさまじく伸びる一方、下げるときは一瞬で半値
というのを忘れないのが大事なポイントです。
6.まとめ:SOXLと付き合ううえで押さえておきたいこと
最後に、今回の話をぎゅっとまとめます。
- NVIDIA決算は
→ 売上・利益とも過去最高、ガイダンスも上振れの“神決算” - その結果、SOXLは35ドル台後半までリバウンド
- チャート的には
→ 「高値からの調整局面の中で、いったん底打ち候補を作った」状態 - 短期は
→ 34〜35ドルを割らずに、38〜40ドルを試せるかがカギ - 中期は
→ AI投資の強さと、米金利の行方の“綱引き”
→ 上昇トレンドは続きそうだが、ボラティリティはかなり高い
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