【JX金属】一気に反発!上昇再開の兆しか、それとも一服か?

どうもこんにちは、株ちゃんです。
今日はここ数日で大きく動いた「JX金属(5016)」について、
チャートと出来高の両面から“今の立ち位置”を整理していきます。


目次

■ 株価の現状:怒涛の下落から一気に反発

10月前半にかけて2,300円台をつけたあと、JX金属は約25%下落
しかし、10月24日以降に流れが一変。

データで見てみると──

日付終値始値高値安値出来高変化率 %
2025年10月29日1,995.002,015.502,034.001,983.0030.79M+0.86%
2025年10月28日1,978.002,004.002,026.501,966.0039.77M-5.36%
2025年10月27日2,090.002,008.002,093.001,984.5055.59M+7.12%
2025年10月24日1,951.001,834.001,974.501,795.0069.54M+8.54%
2025年10月23日1,797.501,836.001,858.001,759.0039.36M-2.86%
2025年10月22日1,850.501,859.001,881.501,806.0045.21M-4.29%
2025年10月21日1,933.501,943.002,040.001,915.0060.18M+0.55%
2025年10月20日1,923.001,997.002,010.001,886.0048.67M-2.04%
2025年10月17日1,963.002,016.002,063.501,947.0037.14M-4.66%
2025年10月16日2,059.002,053.002,080.002,015.5035.05M+0.88%
2025年10月15日2,041.002,014.002,108.002,001.5038.36M+1.54%
2025年10月14日2,010.002,100.002,187.001,996.5070.95M-4.38%
2025年10月10日2,102.002,091.002,167.002,080.5048.61M-1.61%
2025年10月09日2,136.502,225.002,229.002,043.5081.16M-2.33%
2025年10月08日2,187.502,000.002,197.001,967.5077.73M+4.82%
2025年10月07日2,087.002,259.002,339.001,908.5086.49M-5.67%
2025年10月06日2,212.502,202.502,266.002,141.0049.43M+4.49%
2025年10月03日2,117.502,065.002,123.502,031.0045.57M+1.00%
2025年10月02日2,096.502,030.002,098.001,992.0053.69M+5.30%
2025年10月01日1,991.001,940.002,012.501,891.5053.16M+1.56%
2025年9月30日1,960.501,925.001,974.001,909.0044.73M+3.29%
2025年9月29日1,898.001,801.001,911.001,795.5050.23M+5.89%
  • 10月24日:+8.5%(1,951円)
  • 10月27日:+7.1%(2,090円)
  • その後も小幅に下げながらも、10月29日時点で1,995円(+0.86%)と堅調維持。

まさに「投げ売り後の買い戻し+業績期待」で、
下げ止まりからのリバウンド局面に入った形です。

出来高も10月下旬に6,000万株超→3,000万株台へと落ち着き、
過熱感が一服。市場参加者の“整理買い”に移行しています。


■ テクニカル分析:25日線回復で“トレンド転換の予兆”

チャートを見ると、直近の陽線が連続して10日移動平均線(青線)を上抜け
さらに25日線の上でも推移中(1,954円)
これは「短期反発が本格化しつつある」サイン。

一方で、上値には心理的節目の2,000円ラインが控えており、
ここを明確に抜けるにはもう一段の出来高が必要です。

RSI(相対力指数)は58.4と中立ゾーン。
売られ過ぎからの反発は済んでおり、「上げ一服→次の方向待ち」という状態です。


■ 出来高から見る投資家心理

今回の反発で注目すべきは、10月24日〜27日の出来高急増期(約70M→55M)
この期間は“個人投資家の投げ売り”と“機関の押し目買い”が交錯したタイミング。
そして現在は30M台へ減少しており、短期筋が抜けた分、
落ち着いた値動きになってきています。

これは「売り圧力が一巡した」ことを意味します。
今後、出来高が再び40M〜50M台に増えながら陽線が続くようなら、
“上昇第二波”のサインと捉えられます。


■ 今の市況背景:銅価格・AI需要が支える下値

JX金属を語る上で欠かせないのが、銅と半導体材料の相場動向
10月下旬の国際市況では──

  • 銅先物(LME):8,400ドル前後で堅調推移
  • 半導体関連素材(めっき・銅箔など)需要:AIサーバー投資の再加速で回復基調

さらに、米FOMCの利上げ打ち止め観測が強まったことで、
ドル円高止まり→資源株全体に資金回帰の流れも出ています。

つまり、マクロ的にも「売りに傾ける材料が減っている」状態。
市況的な下支えがあり、業績期待も維持されやすい環境です。


■ 今後のシナリオ(3パターン)

シナリオ株価レンジ状況・サイン投資スタンス
🟢 強気(40%)2,000〜2,200円出来高40M以上で陽線続伸2,000円超で順張り買い
⚪ 中立(40%)1,850〜2,000円もみ合い・調整局面押し目狙い、分割エントリー
🔴 弱気(20%)1,700円割れ出来高急増・下ヒゲ長い陰線一時撤退・再エントリー待ち

■ 目先の注目ポイント:再び“2,000円”を明確突破できるか

チャート上で2,000円ラインは心理的節目+直近高値圏
ここを終値で2日連続突破できれば、
次の上値メドは2,150〜2,200円ゾーンになります。

一方で、1,950円を割れるようだと、再び調整モード。
その場合は、1,700円(50日線)+過去のサポートライン
“次の買い場”として意識されます。


■ まとめ:今は“再上昇の芽”を見極める時期

JX金属はここ半年で株価が2倍以上になった銘柄。
上げも下げも大きい分、いまは呼吸を整える“調整後の踊り場”です。

ただし、

  • 出来高減少=売り圧力の一服
  • 市況好転=素材株の地合い改善
  • テクニカル=短期線回復

という3条件がそろいつつあり、下値を固めながら次の上昇を狙う形

焦らず「2,000円ラインの定着」を確認してから、
分割で買いを検討するのが堅実です。

年末に向けての展開としては、

「1,700円が鉄板サポート、2,200円が上値ターゲット」
そんなバランスの良いレンジを意識しておくといいでしょう。

ありがとうございました!

📘投資に関する注意事項

本レポートは情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。
株式投資には価格変動などのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

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