どうもこんにちは、株ちゃんです。
AI投資が加速するなか、各社の数字や戦略は「今の株式市場の方向性」を映す鏡みたいなもの。
結論から言うと――
売上は絶好調。でも、AI投資の重さもハッキリ出てきた。
という決算でした。
それぞれ見ていきましょう。
目次
📱 Meta(META)

◆決算のざっくり
- 売上:+26%(めちゃ強)
- 日次アクティブ数:35億人超
- 広告インプレッション:+14%
- 広告単価:+10%
ユーザー数も広告収益もガッツリ伸びてます。
「リール」や「AI広告の最適化」の成果が見えてきた感じですね。
理由は「税金の一時費用」という特殊要因なので、実力値が落ちたわけではありません。
調整後EPSは市場予想を大きく上回っています。
◆いい点
- 広告の“量×単価”が両方伸びてる
- 調整後EPSは高評価
- AI・メタバース投資に本気
◆気になる点
- 特殊要因とはいえ利益が落ちて見える
- 投資がデカすぎて短期利益は重め
- 欧州の規制リスクが継続
Metaは「未来の巨大インフラを作ってる最中」。
長期で見る人向けの決算でした。
🔍 Alphabet(GOOGL|Google)

◆決算のざっくり
- 売上:過去最高(+16%)
- EPS:市場予想を大幅超え
- Google Cloud:+34% と爆伸び
- 広告:+12.6%と安定成長
◆いい点
- 全セグメントが好調
- Cloud成長率が高い(+34%)
- 広告回復が鮮明
- AI投資に攻めの姿勢
◆気になる点
- CapEx(設備投資)が急増
- AI競争で利益率が圧迫される可能性
- 広告成長は“爆伸び”ではない
Googleは「広告×クラウド×AI」が全部走ってる好決算。
ただし投資負担も増え始めてます。
🪟 Microsoft(MSFT)

◆決算のざっくり
- 売上:+18%
- Azure(クラウド):約+40%
- キャッシュフロー改善
AI向けクラウド需要が爆発しています。
Microsoftは“法人AIインフラの勝ち組”感がすごいですね。
ただし、
データセンターやチップ調達で設備制約の話もチラホラ。
◆いい点
- Azureの成長がバグレベル
- AIクラウド需要に大きく乗っている
- 公共・企業向けの強みが盤石
◆気になる点
- AIインフラ投資が重く利益を圧迫
- サーバー供給制約=成長スピードの壁
- 市場期待の高さで株価反応はやや慎重
“AIで一番儲ける会社”候補ですが、
投資負担と供給制約が今後のカギです。
🧭 まとめ:いま市場が見ているポイント
| 企業 | 状況 | 投資ポイント |
|---|---|---|
| Meta | 広告好調だが投資重い | 長期でAI/メタバースに賭ける人向け |
| Alphabet | 広告&クラウド両輪 | 安定×成長のバランス型 |
| Microsoft | AIクラウド王者 | AIインフラ勝者。ただ供給制約懸念 |
共通してるのは、
AIは「費用→未来の収益」フェーズに突入
ということ。
しばらくは
「投資が重い」vs「未来の巨大利益」
の綱引きになりそうです。
💡 投資家目線の一言
短期目線の投資家は慎重になるタイミング。
でも、長期投資家から見ると――
今はAI覇権の“仕込み時期”
とも言えます。
焦らず、
決算を見ながら拾っていきたいところですね。







