どうもこんにちは、株ちゃんです。
今日は、ちょっと本気モードのテーマです。
次に来るのは「守るAI」銘柄だ
いま世間では、ChatGPTや画像AI、動画AIなど、
“攻めのAI”に注目が集まりがちですよね。
株価もその流れで、半導体やクラウドが爆走した1年でした。
でも、2025年に入り、機運が変わってきています。
派手なAI技術だけでなく、
AIを安全に運用するための基盤に資金が移り始めている
今日は、その理由を丁寧に解説していきます。
◆まず復習:これまでのAI相場は「攻めのAI」一色だった
2023年〜2024年は、まさにAI革命元年。
- ChatGPTが世界で普及
- 画像AI→動画AIへと進化
- NVIDIAが時価総額トップ級に
- 半導体、クラウド、AIインフラ銘柄が上昇
「AIで何ができる?」
「どんな産業が変わる?」
そんな期待相場が続いたんですよね。
企業の会議でも、
「AI導入せよ」が合言葉になった時期です。
でもこのフェーズは、いうなれば
武器を揃えるフェーズ。
◆じゃあ、なぜ“守るAI”に焦点が移るの?
簡単に言うと
AIが広がるほど、攻撃も進化するから
そして、企業や政府が
「守り」を最優先にし始めたからです。
✅攻撃側もAIを使う時代
すでに海外では
- AIで攻撃コード自動生成
- AIでなりすまし精度が向上
- ランサムウェアの自動化
が現実になっています。
✅企業はデータとAPIを広げた → そこが狙われる
AI活用が進むってことは、
- 社外サービスとAPI連携
- 顧客データを学習
- 社内システムが外部と繋がる
これ、利便性アップの裏に
セキュリティリスク増大が潜むんですよね。
AIを導入した企業ほど、
情報流出・サービス停止=致命傷。
したがって経営層は
「攻めのAIの前に、まず守りのAIインフラを」
こう考えるのは極めて自然です。
◆世界はどう動いている?
ここが投資のヒント。
✅米国
- 国家レベルでAIセキュリティ指針
- クラウド企業はゼロトラスト必須
- 企業のAI予算=守りが最優先領域
AWS、Google Cloud、Microsoft Azure、みんな
セキュリティ機能の強化を競争
✅日本
- 官公庁のAIガイドライン強化
- 官民でAIによるサイバー防衛体制
- 大企業が「AIセキュリティ担当」設置
これ、まだ序章です。
市場は本格的にここへ動きます。
◆“守るAI”はどんな領域?
大きく3つ。
| カテゴリ | 代表キーワード |
|---|---|
| ネットワーク防御 | ゼロトラスト、SASE |
| 端末防御(EDR) | AIで侵入検知、自動隔離 |
| Web/API防御 | WAF、Bot防御、API監視 |
そして共通するのは
検知だけじゃなく、自動対処へ進化している
つまり、防御が自律化する時代です。
◆具体的な株の話:米国の主役3社
ここで、投資家視点の話いきます。
いま世界でトップを走る“守るAI”はこの3つ。
| 企業名 | 役割 |
|---|---|
| Palo Alto Networks (PANW) | AI統合防衛プラットフォーム |
| CrowdStrike (CRWD) | 端末防衛AI(EDR)トップ |
| Zscaler (ZS) | ゼロトラスト×クラウド入口防衛 |
全部、すでに勝ち組です。
でもまだ伸びていく気がします。
Palo Alto Networks (PANW)

CrowdStrike (CRWD)

Zscaler (ZS)

なぜなら、
AI普及=守るAI市場10年成長
だから。
一過性のテーマじゃない。
生活必需品みたいに“必須コスト”になる分野。
◆市場規模はどうなる?
ここが一番ワクワクするところ。
✅AI市場予測
世界のAI投資額は
2024年→2030年で約4倍と言われています。
でももっと重要なのはここ。
✅AIセキュリティ市場
AIセキュリティは
年平均30%以上成長が予測。
一部調査では、
2030年にAIセキュリティ市場は約10兆円規模
と言われています。
これ、AIソフト市場より
成長スピード速いフェーズに入ってる。
◆これからの投資戦略
正直、今は黄金期の入り口です。
AI革命前半 → 実験、PoC、話題
AI革命後半 → 本導入、守りの投資、基盤整備
こういうのは、いつも【後半の方が儲かる】。
セキュリティは、
✅ 景気悪くても止まらない
✅ AI普及で需要指数関数的に増加
✅ 予算が削られにくい
✅ 中長期の国策テーマ
つまり
攻めのAIで勝ち負けついた後、守りのAIに巨大マネーが回る
その瞬間が2025〜2026年。
◆さいごに:次の10年テーマが見えた
AI相場の最初の山場は越えました。
これからは、
流行株 → 本命インフラ株へ
移るタイミング。
派手さでは半導体に負けるかもしれません。
でも堅さ・継続性・成長性は
“守るAI”の方が上です。
今年、握る銘柄を間違えた人も多いはず。
でも安心してください。
本番はこれからです。
これから伸びるのは、
「AIを使う側」ではなく
「AIを守る側」。
この波に乗れるかどうかで、
10年後の資産が変わります。(個人的感想)
ありがとうございました!







