結論から言うと――SOXLは“短期は完全に下落トレンド入り”、でも“中期は押し目ゾーンに突入”っていう絶妙な位置にいます。
今日の下げは痛いですが、
「大崩れ」というよりは
“急上昇のあとの正常なリセット+米半導体の警戒売り”
って感じです。
では、細かく解説していきます!
◆SOXL -10.27%の急落、その背景とは?
今日のSOXLは 39.22ドル(-4.49ドル、-10.27%)
3倍レバETFなので変動は大きいですが、それでもインパクトのある急落。
この下落の背景は大きく4つあります。
■1.チャートが「悪い形」に変わった=短期弱気トレンド入り
チャートを見るとわかる通り…

- 10日移動平均線(青)を下抜け
- 50日移動平均線(黄)ギリギリにタッチ
- ローソク足は長い大陰線
- RSIは 45台で、じわじわ下向き
完全に「短期の下降トレンド」に入りました。
SOXLは半導体指数・ナスダックのボラを3倍に膨らませるETFなので、
基礎指数の動きを“より強烈に反映”します。
つまり、
基礎のSOXX・SMHが鈍る → SOXLは激しく落ちる
という構図。
今はまさにその状態です。
■2.出来高126Mの“売り圧力強め”の下げ
今日のSOXLの出来高は 126M。
普段(30日平均88M)より大きく増えています。
→ このパターンは
「投げ売り+短期の損切り+機関のヘッジ」 が同時に出た典型。
特にSOXLは
- イナゴ
- デイトレ
- レバ愛好家
- 米個人投資家(Robinhood勢)
など短期の資金が多いので、
下がり出すと一気に加速しやすいETF。
今回もその動きがピッタリ当てはまってます。
■3.エヌビディアの“規制リスク”が再燃
「エヌビディアの中国向けチップ規制懸念」
このひと言で、
半導体セクター全体が一気に重くなりました。
半導体指数は
- エヌビディア(NVDA)
- ブロードコム(AVGO)
- AMD
- マイクロン(MU)
- ASML
これらへの期待で爆上がりしてきたため、
NVDAの規制ニュースはSOXLに直撃します。
実際、NVDAのチャートはこの1か月調整気味で、
SOXLも連動して上値が重くなっていました。
今回の急落はその流れの延長。
■4.米国マクロ“リスクオフ”のタイミングに直撃
- 失業率の上昇(景気悪化懸念)
- 米政府閉鎖問題の長期化
- 債務上限の不安
- 住宅市場の冷え込み
- 利下げ期待と景気悪化懸念のねじれ
このへんの“悪い材料”が一気に出てきて、
ハイテク全体が売られました。
SOXLはハイテクの中でも
「もっともリスクが高く、もっとも動きが激しいETF」
なので当然影響が大きいわけです。
◆チャート分析(本題):どこで止まる?どこまで落ちる?
●短期のサポートは「38ドル」(ちょうど今日の50日線)
画像に出ている黄色いライン(SMA50)が 38.26ドル。
ここは超重要なポイントで、
- 何度も反発している
- 大きな資金が入る節目
- 中期トレンドライン
今日ちょうどこの線にタッチして止まっています。
→ 短期的には“反発候補”。
●次の下値は「36ドル台」
もし38ドルを割ってくると次は
- 36〜36.5
- その下は34ドル
この2段階で支えが出やすい。
34ドルを割ると、
「9月の上昇スタート地点」に戻るので
強烈な押し目ゾーンに入ります。
●戻りの上値は「44ドル」
青い線の10日線 44.04ドル ここが壁。
下落トレンド開始してすぐなので、この壁はかなり厚い。
→ 1発で抜くのは厳しい
→ 押し目反発 → 再度下げ → 2回目で突破、みたいな動きになりがち
◆RSIは45、まだ売られすぎてはいない
RSI30以下で“過売ゾーン”だけど、今は45程度。
つまり、
「まだ下落余地は残っているが、反発も入りやすい中間ゾーン」
って位置です。
◆中期見通し:SOXLの本質はまだ崩れていない
半導体需要はむしろこれからピークが来る
- AIサーバ向けGPU需要
- データセンター増設
- PC・スマホの買い替えサイクル入り
- 米国・欧州で半導体工場建設ラッシュ
- メモリ市況の回復(Micron/サムスン)
SOXLは本質的には
超成長分野のレバレッジETF。
だからこそ、短期は暴落しやすいが
中期は上昇トレンドになりやすい。
今回の調整も
「上昇→加熱→調整→押し目→再上昇」の流れの途中にあると考えるほうが自然。
◆まとめ:SOXLは“短期下落・中期押し目・長期強気”の位置
◆今日の急落の理由
- NVDAの規制リスク再燃
- ハイテク全体の売り
- 景気悪化懸念
- SOXL特有のボラのデカさ
- チャートの形が崩れた
◆チャート的ポイント
- 今:50日線(38ドル)で止まった
- 下値:36ドル → 34ドル
- 戻り:44ドル(10日線)
◆投資スタンスの結論
- 短期デイトレ → まだ下落トレンド、早すぎる
- スイング → 38ドルでの値動きを確認してから
レバレッジかかっているので短期・無理せずいきましょう
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