爆下げ中の半導体関連。
「11月後半〜12月末までの価格イメージ」と「なぜそのレンジを想定するのか」 をざっくりお話しします。
先にざっくり結論から。
0. 結論ざっくり
- 直近は 「拡張期のあと急落した“調整フェーズ”」 に入っていて、まだ完全には下げ止まりきっていない。
- 11月後半〜12月前半は
28〜36ドルくらいのボックス相場 をメインシナリオ。 - 12月10日 FOMC・16日 CPI を通過したあと、
- 金利が落ち着く(ハト寄り)なら:年末にかけて 35〜45ドルゾーンまでの戻り を試しやすい
- 金利が再上昇(タカ寄り)なら:28〜32ドルで再び押し込まれる パターンもあり
- レバ3×なので、「レンジの幅」はどうしても大きくなる。
“方向よりもイベントと金利に合わせたボラをイメージ” しておくのが大事。

ここから、もう少し丁寧に分解します。
1. 今のSOXLはサイクル上どこにいる?
- 2024/5〜6:36→55ドル(AIブーム再燃の上昇)
- 2024/7〜10:55→30ドル台へ調整
- 2025/5〜10:
16ドル → 26 → 35 → 47ドルと 5ヶ月連続で上昇(拡張期) - 2025/11:49.5ドルスタート → 終値31.7ドル(月間 -33.7%)
つまり今は、
「2025年前半〜秋にかけての強烈な上昇の“反動局面”」
です。
日足チャートでも、
- 10MA(青)が下向きに折れている
- 50MA(黄色)も横〜やや下向きに転換
- 高値からほぼ一直線に 30ドル前後まで落ちている
という形で、「拡張期のあとに来る“調整期”」っぽい動きになっています。

2. 11月後半:28〜36ドルレンジを想定する理由
理由① 高値から一気に -30〜40%落ちると、いったん揉み合いやすい
- 7月:44→6月高値55から -20%
- 10月:30(-18%)
- 11月:現時点で -30%超
SOXLは「上げも早いが、下げもワープする銘柄」です。
過去のパターンを見ると、
- 高値から一気に -25〜35%落ちる
- そのあと 数週間はレンジ(ボックス)での“踊り場”
- そこから次のトレンド(再上昇 or もう一段安)
になりやすい動きをしています。
今がちょうど (1) の直後なので、
11月後半〜12月頭は 28〜36ドルあたりでのレンジ をメインに見ます。
理由② 金利イベントが本番前で、積極的にポジションを取りにくい
- 投資家は 「FOMC(12/10)、CPI(12/16)」前に大きく動きたくない
- つまり、「売りも買いも決めきれない → 値幅は出るけど方向感は出にくい」
なので、
11月後半は “乱高下しながらも大きなトレンドは出にくい”
というイメージです。
3. 12月10日 FOMC 前後のレンジ予想
ベースシナリオ(12/1〜12/10)
- 想定レンジ:30〜38ドル
- ポイント:
- 9〜10月の上昇で買った人たちの“戻り売り”が38〜40ドルに控えやすい
- 一方で、28〜30ドル付近では「押し目狙いの買い」が入りやすい
FOMC(12/10)の焦点
- 利下げ開始時期の示唆
- ドットチャートで 2026年以降の金利パスがどう変わるか
ハト寄りコメントが出た場合
- 「金利ピークアウト → ハイテク・半導体に追い風」
- 短期的に +10〜15% のリバウンドもありえる
- 例:32ドル → 35〜37ドル
タカ寄り・現状維持感が強い場合
- 「利下げはまだ先 → 金利高止まり」
- 30ドル前後に押し戻される想定
4. 12月16日 CPI 前後〜年末までのレンジ予想
ここがいちばん大事なポイントです。
CPI は
「インフレ鈍化継続か?それとも粘り強く高いままか?」
を測るイベントで、
今の市場は“雇用よりインフレ”で動いている ので、SOXLにも直結します。
パターンA:インフレ鈍化がハッキリ(ハト寄り)
- 長期金利:4%割れ方向へ
- NASDAQ・半導体セクターに資金が戻る
- SOXL想定レンジ:35〜45ドル
イメージとしては、
- CPI直後:ショートカバーでドンと上昇
- 年末まで:「押し目待ちに押し目なし」で高値圏を試す動き
パターンB:インフレが粘る(コンセンサスどおり〜やや強い)
- 長期金利:4.0〜4.2%で横ばい
- 「悪くはないけど、上も追いにくい」空気
- SOXL想定レンジ:30〜38ドル
11月後半と同じく、「方向感のないボックス」が続く形です。
この場合、年末ラリーは起きても限定的 と見ておいた方が安全です。
パターンC:インフレが再加速(サプライズで強い)
- 長期金利:4.3%以上も視野
- ハイテク全般が売られる
- SOXL想定レンジ:25〜32ドル
- 28ドルを明確に割れてくると、次は 22〜24ドル台 までの“もう一段安”の可能性も出てきます。
5. 株ちゃんの“ざっくりレンジまとめ”
最後に、3つの期間ごとの「ざっくりイメージ」をまとめます。
① 11月後半(〜11月末)
- レンジ:28〜36ドル
- イメージ:
- 急落後の「踊り場」
- 日替わりで上下に振れつつ、大きな方向感はまだ出にくい
② 12/1〜12/10(FOMCまで)
- レンジ:30〜38ドル
- イメージ:
- イベント待ちで、戻り売りと押し目買いがぶつかるゾーン
- 38〜40ドル付近に分厚い戻り売りがあるイメージ
③ 12/11〜12/31(FOMC & CPI 後〜年末)
- 強気シナリオ(CPI弱め・金利低下):35〜45ドル
- 中立シナリオ(CPIコンセンサス並):30〜38ドル
- 弱気シナリオ(CPI強め・金利再上昇):25〜32ドル
6. さいごに:SOXLは「方向」より「イベント×金利」で見る
SOXLは、
- 半導体セクター
- かつ レバレッジ3倍
という超ハイボラETFなので、
「○日までに何ドル」とピンポイントで当てにいくより、
“どのイベントで、どのレンジを想定しておくか” を決めておいた方が実戦的です。
11月後半〜12月は特に
- 12/10 FOMC
- 12/16 CPI
この2つがすべての起点になります。
上がってほしい・・

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