どうもこんにちは、株ちゃんです。
今日は 「日経平均株価の今週(12/1週)見通し」 を、
- 今日の大きな下落
- 週末〜月曜朝のニュース
- 今週の経済指標スケジュール(さっきの表)
- 為替・金利・コモディティ
- 米国株との相関
ぜんぶまとめて、今週は上がりそうか・下がりそうか まで噛み砕いてお話しします。
① 結論:今週の日経は“下落後の自律反発はあるが、上値は重い”
→ メインシナリオは 横ばい〜弱含み
今日(12/1)の寄り付きから日経平均は大きく下落しました。
50,132円(前日比 −4.35%)まで急落
→ これは日経の1日の下げ幅としては“やや大きめ”で、
主な理由は後で整理しますが、
- 米半導体株の続落
- Google/Meta TPU報道によるAI覇権争い懸念
- 日本の対中関係悪化(関税・輸出規制懸念)
- 今日の植田総裁発言(円高リスク)
- 世界景気の失速警戒(ISM製造業)
これらが 一気に重なった“総悲観の日” でした。
ただし結論としては、
・下げすぎ感があるので一度反発は入りやすい
・ただし今週後半(特に金曜PCE)までは買い上がりにくい
・結果:横ばい〜弱含みがメインシナリオ
② 今日(12/1)の急落を“噛み砕いて”解説
◆ 今日の値動き
- 始値:52,391円
- 高値:52,671円
- 安値:48,271円
- 終値:50,132円
→ 日中で4,400円以上も振れたジェットコースター相場
この動きは「局所イベント」ではなく、「複合要因」によるものです。
◆ 理由①:米半導体株の続落(SOXL −13%、NVDA −12%)
- NvidiaがGoogleのTPU競合懸念で売られた
- AMDも連れ安
- SOXLは5日で30%上げたあと、大きく反落
→ 日本の半導体株(東京エレクトロン、アドバンテスト、レーザーテック)は
日経の牽引役なので下げのインパクトが大きい
※日経平均の構成銘柄で「半導体関連の寄与度」が大きい
◆ 理由②:日本の対中関係悪化(関税・輸出リスク)
- 特に電子部品・素材・機械株に**“中国向けの売上依存”** がある
- 中国側の反応を警戒して、
→ 精密・機械・電機セクターが売られた
◆ 理由③:植田総裁挨拶(円高リスク)
今日午前の植田総裁会見で
「物価目標の見通しは徐々に上振れしている」
「金融緩和の枠組みの見直しは排除しない」
といったニュアンスが出て、
市場は “円高の地合い”=輸出株に逆風 と解釈。
→ アドバンテスト・キーエンス・トヨタなど主要銘柄が売られた。
◆ 理由④:世界景気の失速懸念(ISM製造業の悪化)
- 今夜発表のISM製造業が悪化するのではという不安で
- 先回りの売りが出た
- 欧・米・中の景気指標が弱く、
「日本株もそろそろ減速か」という警戒が広がった
◆ 理由⑤:金利上昇→ハイテクに逆風
金曜のPCEを控えて米金利が上昇しており、
ハイテク株(時価総額の大きい銘柄)が売られた。
→ そのまま 日経平均に直撃。
③ 今週の指標スケジュール × 日経平均への影響
さきほど作った経済指標表の中から、
**日経に強く効くイベント」を抽出して解説します。
◆ 今週のキーポイントTOP3
● 1位:12/5(金)PCE(インフレ指標=最重要)
→ 金利認識が変わる → 円高/円安 → 日経の方向性が決まる
※PCEが予想より低い → 円安 → 日経は上げやすい
※PCEが強い → 円高 → 日経は再び下落
● 2位:12/2(火)パウエル議長発言
→「利下げ期待」を維持するかどうか
※ハト派なら:日経反発
※タカ派なら:今日の下落の続き
● 3位:12/1(月)ISM製造業(今夜)
→ 世界景気悪化なら「日経低迷」
→ 予想より強ければ「悪材料出尽くし」で反発
★ 日経が反応しやすい構造(ざっくり)
日経平均の主要構成銘柄は
- 半導体製造装置
- 電機(キーエンス/村田製作所)
- 自動車(トヨタ)
- 精密(ファナック)
なので、
米金利 → 円高円安 → 半導体株 → 日経平均
という流れが非常に強いです。
④ 今週の日経のシナリオ
ここからは株ちゃんが、
「初心者でもイメージしやすいように」
3つのシナリオで解説します。
◆ シナリオ①:ISM/PCEとも強くない(★反発シナリオ)
条件
- 今夜のISMが悪化しない
- PCEが予想2.8%を下回る
- パウエルがタカ派にならない
結果
→ 円安方向
→ 半導体への売り圧力が止まる
→ 日経は 51,000〜52,000円台へ反発
確率:40%
◆ シナリオ②:雇用・インフレが強すぎる(★下落継続)
条件
- ADP雇用統計が予想より強い
- PCEが2.9%〜3.0%など強い
- 米金利が再上昇
結果
→ 円高加速
→ 半導体続落
→ 今日の安値48,200円を割り込み
→ 47,000円台も視野
確率:35%
◆ シナリオ③:景気悪化+インフレ鈍化(★乱高下)
条件
- ISMが45割れ
- でもインフレは弱い
結果
→ 金利は下がるけど景気不安が上がる
→ 日替わりで上げと下げが入れ替わる
→ 49,000〜51,000円レンジの荒い動き
確率:25%
⑤ テクニカル面での「重要ライン」
今日の下落で、チャートの節目も変わりました。
◆ 下値メド
- 48,200円(今日の安値)
- 47,500円(9月のサポート)
- 46,800円(75日線付近) ← 最強サポート帯
◆ 上値メド
- 51,000円(心理ライン)
- 52,000円(雲の下限)
- 52,500円(戻りの上限)
⑥ 株ちゃん的総まとめ:
【今週の日経は“反発しつつも上値が重い”】
今日の下落は“ニュースの同時多発”だったので、
さすがに売られすぎあります。
ただし、
- パウエル
- ADP
- PCE
- 円高リスク
- 日本の対中関係悪化
と材料が山積みなので、
強気に一気に買い上がる形にはなりづらい
逆に、さらなる大暴落の危険性は低め(悪材料はもう織り込まれた)
上がってほしい・・
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