どうもこんにちは、株ちゃんです。
今週のSOXL、まじですか…というほど強かったですね。
直近10日間だけで +45%以上の急騰。
FOMC前の重要指標が相次ぐ中でも、半導体セクターは圧倒的に強さを見せました。
まず結論から。
- 今週のSOXLは“金利低下期待”と“AI関連買い直し”を背景に力強く上昇
- 一時46ドル台まで戻し、11月の下落をほぼ取り返した
- 来週の最大リスクはFOMCとCPI
- とはいえ金利低下トレンドは継続しやすく、SOXLにはまだ追い風
- ただし短期的には過熱もあり、上下に大きく触れやすい週になる
ではチャートと価格データを踏まえて、今週のSOXLを丁寧に振り返りながら、来週の見通しを6つの見出しでまとめていきます。
1. 今週のSOXLをざっくり総まとめ(結論)
まずは 週間の値動きを一言でいうと「下落からのV字回復→再加速」 です。
今週の終値:46.51ドル(12/5)
週前半は指標の弱さで乱高下しましたが、
- 雇用悪化による金利低下
- AI関連銘柄の買い戻し
- 半導体指数の底堅さ
これらが相まって、SOXLは再び強い上昇に転じました。
2. 今週のSOXLの値動きをデータで振り返る
以下は11/17〜12/5の終値推移です。
SOXLの特性(急落→急騰)を象徴する展開になりました。
◆ 今週のSOXLの詳細データ(終値・始値・高値・安値・変化率)
| 日付 | 終値 | 始値 | 高値 | 安値 | 出来高 | 変化率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025/12/05 | 46.51 | 46.47 | 48.03 | 46.31 | 76.12M | +2.99% |
| 2025/12/04 | 45.16 | 45.89 | 46.10 | 44.44 | 77.66M | -3.05% |
| 2025/12/03 | 46.58 | 44.45 | 46.68 | 43.15 | 94.30M | +6.35% |
| 2025/12/02 | 43.80 | 42.79 | 44.61 | 42.03 | 111.74M | +6.03% |
| 2025/12/01 | 41.31 | 39.58 | 42.36 | 39.46 | 79.43M | +0.12% |
| 2025/11/28 | 41.26 | 39.65 | 41.33 | 39.25 | 57.19M | +5.28% |
| 2025/11/26 | 39.19 | 37.44 | 40.15 | 37.30 | 104.20M | +8.35% |
| 2025/11/25 | 36.17 | 34.34 | 36.45 | 32.05 | 108.63M | +0.86% |
| 2025/11/24 | 35.86 | 32.69 | 36.31 | 32.65 | 108.83M | +13.02% |
| 2025/11/21 | 31.73 | 30.85 | 33.04 | 28.12 | 205.54M | +2.99% |
| 2025/11/20 | 30.81 | 38.79 | 39.19 | 30.41 | 228.88M | -14.32% |
| 2025/11/19 | 35.96 | 34.72 | 37.30 | 34.20 | 120.46M | +4.69% |
| 2025/11/18 | 34.35 | 35.31 | 36.01 | 33.15 | 153.52M | -6.76% |
| 2025/11/17 | 36.84 | 37.90 | 40.08 | 35.53 | 101.94M | -5.20% |
累計すると、
11/20の30.81ドル → 12/5の46.51ドルまで +50.9% の上昇。
短期間でここまで動くETFはSOXLくらいです。
3. チャート分析:V字回復と移動平均線の“黄金クロス”
チャートを見ると、11月後半の急落から一気に切り返しているのが分かります。
特に重要なのがここ。
◆ 3つのポイント
- 短期線(青)が長期線(黄)を上抜ける「黄金クロス」形成
- 12月頭の陽線連発でリバウンドの強さが明確
- 46〜48ドル帯に上値抵抗があり、ここを抜けると上昇加速の可能性
今のSOXLは「短期上昇トレンドに入りかけている状態」です。
4. SOXLが今週強かった理由(ざっくり3つ)
① 金利低下で半導体に追い風
雇用統計の弱さ(ADP -3.2万人)が金利低下を誘い、
半導体株に最もプラスになりました。
② AI関連銘柄の買い戻し
NVIDIAが+3%上昇し、AI需要の継続が意識されました。
③ 需給改善
11月の急落で個人投資家の投げ売りが一巡し、
買い戻しが入りやすい地合いでした。
5. 来週の見通し(FOMC・CPI・JOLTSが最大テーマ)
来週はSOXLにとって“年間でもっとも大きく動く週”になります。
◆ 注目イベント
| 日付 | 内容 | SOXLへの影響 |
|---|---|---|
| 12/10 | JOLTS求人件数 | 雇用の弱さが確認されれば金利低下→上昇要因 |
| 12/11 | CPI | インフレ高ければ金利上昇→下落リスク |
| 12/12 | FOMC政策発表 | 2026年の利下げ回数が焦点 |
| 12/12 | パウエル会見 | 一言で相場が反転する重要イベント |
◆ 来週のSOXLシナリオ
パターン1:上昇シナリオ(確率40%)
- CPIが落ち着く
- JOLTSが弱い
- FOMCで「利下げ継続」の姿勢
→ 50ドル突破の流れも十分あり
パターン2:中立シナリオ(35%)
- CPIがやや強く、FOMCが慎重姿勢
→ 44〜48ドルのレンジで推移
パターン3:下落シナリオ(25%)
- CPIが強く、インフレ高止まり懸念
- パウエルがタカ派寄りの発言
→ 40〜42ドルへの調整も視野
6. まとめ:SOXLは強いが“イベント週は慎重に”
今週のSOXLは本当に強かったです。
金利低下・AI需要・需給改善が重なり、短期的な買いが一気に入りました。
ただし来週は、
- JOLTS
- FOMC
- パウエル会見
という超重要イベントが連続します。
SOXLは大きく上にも下にも振れやすい特徴があるため、
来週は良くも悪くも“動く”相場になります。

