どうもこんにちは、株ちゃんです。
【先に結論】
SOXLは「70ドル再挑戦は射程圏」。ただし、いきなり一直線は難しくて、60ドル台で一度揉む(or 押す)→SOXがもう一段上の流れが理想です。
さらに上の80ドルは「条件が揃えば十分あり得る」けど、 “SOX指数の決算相場が当たり続ける”+“金利が暴れない”+“上昇が滑らか” がほぼ必須。SOXLは日次3倍なので、上げ下げが激しい横ばいになると、指数が伸びてもSOXLが伸びにくい(いわゆる減価)って弱点が出ます。
まず現状確認:いまSOXLどこまで来てる?

直近の終値が 61.60ドル(-3.33%)あたり。青い短期線の上で強い上昇トレンドを作ったあと、直近は高値圏でいったん“利確の揺さぶり”が入ってる形です。
外部データでも、1月下旬のSOXLは60〜66ドル台まで伸びた履歴が出ています。
ここで重要なのは、70ドルは「あと+約14%」。
60→70は意外と近い。でも、70→80はさらに遠い(+約30%)ので、必要な“燃料”が増えます。
いまの決算環境:TSMCは追い風、インテルはノイズ(ただし無視できない)
TSMC:SOXの“地盤”を固める材料
TSMCは直近決算で、前年同期比で売上+20%超、利益+35%と強い内容を公表。
さらに、決算説明(トランスクリプト)では、2026年はドルベースで売上が“約30%増”に近い強い成長という見通しも語られています。
投資計画(CapEx)も2026年に52〜56Bドルのレンジが報じられていて、設備投資の強さ=業界の本気度が見える。
これ、めちゃくちゃ重要で、SOX指数は「半導体の景気循環」で動くんだけど、今は“AI需要が循環を上書きしてる”局面になりつつある。
TSMCが強気を維持する限り、SOX(=SOXLの土台)が崩れにくい。
インテル:決算で“空気”を冷やしやすい
一方インテルは、報道ベースで見通しが弱く株価が大きく下落、生産や供給面の課題がクローズアップされています。
SOXは30社の指数で、インテルだけで全部が決まるわけじゃない。でも相場って“空気”があるので、こういう大型の弱材料は短期の利確・警戒を呼びやすいんですよね。
70ドルは行ける?達成条件
トレンドを見る限り、70ドルを狙ううえでの条件は3つ。
条件①:SOXがもう一段上の“決算勝ち”をする
SOXLはSOX指数の日次3倍を狙うETF。
つまり、決算期にSOXが素直に上へ伸びれば、SOXLは加速しやすい。逆に決算がまちまちで指数がレンジになると、SOXLは伸びづらい。
条件②:金利が急騰しない(ここが一番の地雷)
半導体は「将来の成長」を買う色が強いから、金利が跳ねるとPERが縮みやすい。
70ドルを取りに行く局面で金利が荒れると、上ヒゲ→急落みたいな動きが起こりやすい(SOXLは3倍なのでなおさら)。

条件③:上昇が“ガタガタしない”
これ、SOXL特有のポイント。
Direxion自身も「日次で3倍を狙う。複数日に渡ると期待通りにならない場合がある」と明記してます。
要は、上がるときに押し目が浅く、連続陽線が増えるほどSOXLは強い。逆に、上げ下げが激しいと“減価”でパフォーマンスが鈍ります。
【重要】過去ピーク比較 この3時点比較から見える“違い”

① 2021年ピークは「期待の天井」
- 金利ゼロ → 爆上げ
低金利だと“将来の成長”が高く評価されやすいので、半導体みたいな成長セクターは一気に持ち上がる。 - 金融緩和 → その後は“絞り”へ
お金がジャブジャブの時は株が上がりやすい。
でも、インフレが見え始めて「緩和から引き締めへ」の空気が出た瞬間、バリュエーションが萎む。 - 需給逼迫 → メモリ余りへ
「足りない、作れない」がピークで、みんな増産&在庫積み上げ。
そこに コロナ後の需要一服 が来て、需給が一気に逆回転。
→ 結果、“期待が最大化した天井” から 需要一服+需給緩和+金融環境の変化で下落に入った。
② 2024年ピークは「回復確認の天井」
- 利上げ後の世界
2021みたいな“金利ゼロの追い風”はない。
だから上昇しても、どこかで「本当に続くの?」の疑いが入りやすい。 - AIは期待段階
AIは盛り上がってたけど、まだ「投資→売上→利益」まで全員が見え切ってない時期。
つまり、テーマは強いけど裾野が狭い。 - PCスマホ不調+トランプ関税がとどめ
半導体はAIだけじゃなく、裾野の“量”を作るのはPC/スマホ。
ここが弱いと、セクター全体の地力が落ちる。
さらに関税・地政学系の不透明感が乗ると「一回降りとこ」が増える。
→ 結果、回復を確認して上がったが、景気系の実需が弱く、外部要因で天井になった。
③ 2026年初は「実需×AIの検証フェーズ」
- AIデータセンター投資が好調(=実需)
ここが2024と一番違う。
“期待”じゃなくて、設備投資や発注が数字で見える局面に入ってる。 - 一応、利下げ局面
金利の“上振れ”がなければ、株にとっては追い風が戻りやすい。
(※ただしインフレ再燃が来ると一気に空気が変わるので油断は禁物) - PCスマホ実需回復も、メモリ不足
裾野の需要が戻り始めると、セクター全体の地力が上がる。
しかもメモリが足りない寄りなら、単なる在庫調整ではなく「実需で回ってる」可能性が高い。 - コモディティ価格高騰(懸念)
原材料・エネルギー・物流コストが上がると利益を圧迫しやすい。
ただ、現状はそれでも投資が止まってない=需要の強さが勝ってる、という見方もできる。
→ だから、懸念はあるものの、当時より“根拠”がある上昇。
ここが、「70ドル再挑戦が現実味を帯びている最大の理由」 です。
以下表形式でもまとめています。
| 区分 | ① 2021年ピーク(期待の天井) | ② 2024年ピーク(回復確認の天井) | ③ 2026年初(実需×AIの検証フェーズ) |
|---|---|---|---|
| 金融環境(金利) | 金融緩和フルアクセルで株価爆上げ | 利上げ後の高金利環境。金融引き締めの影響が残る | 利下げ局面に入りつつある(ただしインフレ再燃リスクあり) |
| 金融政策の流れ | 緩和 → 引き締めへ転換 | 引き締め継続の終盤 | 引き締め終了 → 緩和方向を意識 |
| 主導テーマ | 半導体不足・需給逼迫 | 回復期待+AIテーマ(まだ期待段階) | AIデータセンター投資という「実需」 |
| 需要の質 | コロナ特需による前倒し需要 | 回復初期で持続性に疑問 | AI+PC/スマホの実需回復が同時進行 |
| 需給環境 | 不足 → 増産 → メモリ余りへ急転 | 在庫調整が完全に終わりきらない | メモリ不足気味、供給制約が再浮上 |
| PC・スマホ需要 | コロナ後に一服し失速 | 不調が継続し、裾野需要が弱い | 回復基調に入りつつある |
| 外部ショック要因 | 金融引き締め転換 | トランプ関税・地政学不透明感 | コモディティ価格高騰(懸念要因) |
| 市場心理 | 「何でも上がる」過熱相場 | 「本当に続く?」疑念相場 | 「今回は本物か?」検証相場 |
| ピーク後の動き | 需要一服+需給逆回転で急落 | 回復確認後に失速 | まだトレンド継続中(分岐点) |
| SOXLへの影響 | 期待剥落で急落(3倍が逆回転) | 高値で失速・ボラ拡大 | 条件次第で70ドル再挑戦が現実的 |
| 総合評価 | 期待先行のバブル的ピーク | 回復確認だが地力不足 | 懸念はあるが「根拠のある上昇」 |
まとめ
- 2021:金利ゼロ&緩和の追い風で“期待の天井”まで行ったが、需要一服と需給逆回転で崩れた
- 2024:回復を確認して上がったが、AIがまだ期待寄りで、PCスマホ不調+関税不透明感が天井を作った
- 2026初:AI投資が実需として回り始め、利下げも追い風。裾野需要も戻り気味。ただしコモディティ高など懸念は残る
→ だから今回は、70ドルを取りにいける“材料の質”が前より良い。
株ちゃん的・超重要まとめ
- 2021年:バブル的ピーク
- 2024年:回復確認の壁
- 2026年:実需AI相場の正念場
今回70ドルを抜けられるかどうかは、
👉 「AI需要が“数字”でどこまで続くか」
👉 「金利が暴れないか」
この2点に尽きます。
ここを抜ければ、
80ドルは“初めて現実的に語れるゾーン” に入ります。
じゃあ本題:80ドルは行けるのか?
結論から言うと、行ける可能性はある。でも70より条件が厳しい。
理由はシンプルで、
60→70(+14%)は「好決算が2〜3個当たって、指数が素直に上」でも届く。
でも、70→80(さらに+14%)は、同じノリじゃ足りなくて、
- TSMC級の強い見通しが継続
- AI需要の減速懸念が出ない
- インテルみたいな弱材料が“指数全体”に波及しない
- 金利が落ち着く
- そしてSOXが高値更新トレンドを継続
ここまで揃って、ようやく射程圏。
TSMC側はかなり強い材料を出してます(成長見通し、AI需要比率、投資計画)。
だから「80は無理」とは言わない。むしろ、AIが“設備投資→売上→利益”で回り続けるなら、指数の天井が上がっても不思議じゃない。
ただし一番警戒するのは、“AIバブル懸念”が市場で再燃して、バリュエーション圧縮が始まる瞬間。
半導体は一度それが起きると、材料が良くても“先に利確”が走りやすいです。
テクニカル:株ちゃん的「来週〜決算期のチェックポイント」
あなたのチャート(SOXL)から、実戦で見る場所をまとめます。
- 60ドル前後:短期の攻防ライン(ここ守れるか)
- 58〜59ドル付近:短期線(青)付近。押し目候補
- 45〜46ドル付近:中期線(黄)近辺。ここまで落ちたら「相場の空気が変わった」サイン
- 上は 66〜67ドル:直近の上値の壁(ここ抜けたら70が見える)
で、70ドルに乗せるには、基本的に
「押しても浅い」→「高値更新」
の連続が必要。
最後に:
- 70ドル:現実的。決算相場でSOXが素直に上なら射程圏
- 80ドル:可能性はあるが、条件がかなり増える(特に金利と“上昇の滑らかさ”)
- TSMCは追い風(強い見通し・投資計画)
- インテルは短期のノイズになり得る(弱いガイダンス・供給課題)
- SOXLは日次3倍。横ばいのガチャガチャ相場は不利
まとめると。なんでもいいからあがってくれ・・
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