どうもこんにちは、株ちゃんです。
今日は JX金属が久々に大きく反発しました。
終値は 1,763.5円(+122円、+7.43%)。
「これで下げトレンド終わり? それとも一時的な戻り?」
チャートと出来高を中心に、いつもの図解スタイルで整理していきます。
1|結論:第一ラウンドの底打ち感は出たが、まだ“本格上昇トレンド”ではない
最初にざっくり結論から。
- 11/18の −10.45%急落 から、
11/27までに 1,600円台前半 → 1,760円台 へじわじわ切り返し。 - 今日の +7.43%高 で、短期線(青)を明確に上抜け。
- ただし、
- 大きな下降トレンドライン(緑)はまだ上にある
- 長期線(黄)も 1,880円付近 と頭上に控えたまま
なので今のところは
「1,600円割れからの第一波反発は成功。
でも“本格的な上昇トレンド入り”とまでは言えない中間地点」
と見ておくのが安全かな、という位置です。
2|今日までの値動きをざっくり振り返り
まずはここ2週間の流れを整理します。
| 日付 | 終値 | 前日比 | 出来高 |
|---|---|---|---|
| 11/18 | 1,616 | -10.45% | 34.77M |
| 11/19 | 1,617.5 | +0.09% | 46.79M |
| 11/20 | 1,707 | +5.53% | 32.92M |
| 11/21 | 1,601.5 | -6.18% | 57.79M |
| 11/25 | 1,611 | +0.59% | 28.67M |
| 11/26 | 1,641.5 | +1.89% | 16.65M |
| 11/27 | 1,763.5 | +7.43% | 21.14M |
ざっくり言うと、
- 11/18〜21:10%下落→5%急騰→6%急落 のジェットコースター
- その後、1,600円台前半で“ヨコヨコ+小さい陽線”が続き、
- 今日、一気に1,760円台まで窓を開けるように上昇
という流れです。
このパターンは、
「投げ売り→しばらくの小回り→ショートカバー+押し目買いでドカン」
という典型的な“第一反発”の動きに近いです。
3|チャート形状:下降ウェッジの中で“戻りの初動”

● 大きな流れ
- 10月初旬の高値:2,300円前後
- そこから 高値切り下げ・安値切り下げ が続く下降ウェッジ(緑の三角形)
- 今日の1,763.5円は、その“中腹”あたり
● 移動平均線の位置
- 短期線(青):直近まで下向きだったが、
今日の急騰で株価が明確に上抜け → 短期トレンドは“下げ一服” - 長期線(黄):現在 1,880円前後 に位置
ここは過去にも売りが出やすかったゾーンで、
1,800〜1,900円台はかなり意識される壁 になりそうです。
● 黄色ボックス(押し目ゾーン)の扱い
あなたが描いている1,500〜1,300円の黄色ボックスは、
- 9月の上昇前のもみ合い帯
- 長期線が今後潜り込んでくる可能性が高いレンジ
なので、依然として “本命押し目候補” であることは変わりません。
今回の反発で このゾーンに届く前に一度切り返した、というイメージです。
4|出来高から読む“売りのピーク”と“買いの質”
次は出来高。ここも重要です。
- 急落した 11/18〜21の出来高:3,400〜5,700万株 と非常に多い
→ 明らかに“投げ売り+ロスカット”が集中したゾーン - 11/26:1,665万株(平均の半分以下)でじわっと上昇
→ 売り圧が減ってきたサイン - 今日11/27:2,114万株に増加しながら +7.43%上昇
→ 「新規の買い」+「空売りの買い戻し」が両方入り始めた」
出来高的には、
「売りのピークは11/18〜21で一旦出た。
その後の反発はまだ“序盤戦”だが、買いの質は悪くない」
くらいの評価で良さそうです。
5|今後のシナリオ:3パターンで整理
短期〜中期のシナリオをざっくり3つに分けてみます。
① 強気シナリオ(上振れ)
- 1,750円前後で下値を固めつつ、
1,800円台に素直に乗せてくる - そこから長期線(1,880円付近)を突破
- 下降トレンドライン(緑の上辺)もブレイクして、
再び2,000円台を目指す流れ
条件としては、
- 銅・ニッケル価格の続伸
- 米金利のさらなる低下
- 半導体・資源株全体のリスクオン
が必要です。
② ベースシナリオ(現実的ライン)
- 1,750〜1,850円で“ボックス”を形成
- 長期線にぶつかる 1,850〜1,900円 で一度押し戻され、
再び 1,600〜1,700円台でのもみ合い
この場合、
「底割れリスクは一旦遠のいたけど、
トレンド転換にはもう少し時間がかかる」
というイメージです。
③ 弱気シナリオ(注意パターン)
- 今回の上昇が“ショートカバーだけ”で終わり、
数日内に1,700円を割り込む - 1,600円のサポートを再度試し、
そこも割り込むと 黄色ボックス(1,500〜1,300円) へ
これが来ると、
「本命押し目ゾーンまで、もう一段の下げを覚悟」
という展開になります。
6|スタンス別の考え方と、次に見るべきポイント
最後に「じゃあどう見るか?」をスタンス別で整理します。
◆短期トレード目線
- 1,750円をキープできるかが勝負ライン
- 1,800円台に素直に乗せて、出来高を伴う陽線が続くなら、
1,850〜1,900円(長期線手前)までの“戻り取り” も視野 - 逆に1,720円を明確に割り込むようなら、
今回の上昇を一旦“利確・撤退シグナル”と見る手もあり
◆中長期の押し目狙い
- 以前から見ている 1,500〜1,300円ボックス は、
依然として強力な押し目候補。 - 「そこまで落ちないかも」と感じる人は、
- 今の1,700円台
- 仮に下げたときの1,500円台
と段階的な分散買いで平均単価をならす戦略もあり。
◆慎重派
- 下降トレンドライン(緑)と長期線(黄)の ダブルブレイク を待つ
- 具体的には 1,900円台を明確に上抜けてから
→ 「トレンド転換確認後に乗る」スタイル
さいごに:今は“次の一手”を決める助走区間
まとめると、
- 1,600円割れからの第一波反発には成功
- 短期トレンドは改善しつつあるが、
大きな下降トレンドの中腹であることは変わらない - 1,800〜1,900円の攻防が、
「このまま再上昇か、もう一段押し目か」を決める分岐点
という位置づけです。
上がってほしい・・

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