JX金属(5016)は、9月以降のAI関連・レアメタル関連テーマによる上昇トレンドが一服し、10月後半に調整局面へ移行しています。
株価は直近高値2,300円前後から約15%下落しており、現在は2,000円を挟んで攻防中です。

目次
🧭 トレンド分析(移動平均線)
- 10日線(青):1,958円付近(短期線)
→ 10/28時点で終値1,978円は10日線付近に位置し、短期トレンドはやや下向き。 - 50日線(黄):1,681円付近(中期線)
→ 依然として上向き基調で、長期的には上昇トレンドが維持されています。
🔹 注目ポイント
10日線を明確に上抜けできるかが、再上昇の初動サイン。
一方で、50日線(1,680円前後)は強力な下値サポートライン。
🔻 サポート・レジスタンスライン
- 直近サポート①:1,950円(心理的節目)
- 強サポート②:1,680円(50日線+過去のレンジ上限)
- レジスタンス①:2,050円(直近の戻り高値)
- レジスタンス②:2,200円(10月上旬高値)
💡現状は「短期戻り局面の中間点」。
2,050円を超えれば再び上昇トレンド転換の可能性。
1,950円を割ると、1,680円までの調整リスクが浮上。
📈 RSI(相対力指数)
- RSI:54.73(前日59.97)
→ 過熱感はなく、中立圏(50~60)。
→ 直近の下げで一旦売られすぎゾーン(40台)から反発。
→ モメンタムは徐々に回復しつつあります。
🔍 出来高・投資家心理
- 10/24~27の上昇局面では出来高急増(70M超)、買い意欲強し。
- 10/28の下落は出来高減(39M)で、利益確定売りによる一服とみられます。
🧠 テクニカル評価まとめ
| 観点 | 判定 | コメント |
|---|---|---|
| トレンド | 中立(短期弱/中期強) | 10日線割れ、50日線上維持 |
| モメンタム(RSI) | 中立~やや強 | 過熱なし、下値圏反発気配 |
| 出来高 | 中立 | 調整中の減少は健全 |
| 投資家心理 | やや強気 | 長期テーマ性(AI・銅・EV)で下支え |
📉 今後のシナリオ
✅ 上昇シナリオ(確率60%)
- 1,950円を維持し、10日線上抜け(1,980~2,000円)→ 2,050円突破で再上昇へ。
- 目標:2,200円 → 2,300円(再挑戦ライン)
⚠️ 調整シナリオ(確率40%)
- 1,950円割れ → 1,800円、最悪1,680円(50日線)まで押す可能性。
- その際のRSIが40を下回れば再び反発チャンス。
💬 総合判定
総合評価:中立→やや強気
短期は調整局面ながら、中期上昇トレンド(1,680円が生命線)は崩れていません。
材料面(AI半導体、銅リサイクル、レアメタル再評価)からも中長期では押し目買い優勢。






