【爆増】2024年5月米国雇用統計結果

どうもこんにちは株ちゃんです。
2024年5月度の米国雇用統計結果について速報でまとめています。
株式、債券投資ともに金利の行く末はとても重要です。ぜひ最後までご覧ください。

今月の他経済指標はこちら

概要

米国労働統計局は、2024年5月に非農業部門の雇用者総数が272,000人増加したと報告。失業率は3.9→4.0%で悪化。この雇用増加を牽引する主な産業には、医療、政府、レジャーおよびホスピタリティ、専門・科学・技術サービスなどがある。

要点

良い点

1. ヘルスケア部門: 68,000 件の雇用が追加され、過去 1 年間の月平均増加数は 64,000 件で、引き続き増加傾向にあります。
2. 政府雇用：43,000人増加し、月平均増加数の52,000人と一致しました。
3. レジャー・ホスピタリティ：雇用は42,000人増加し、月平均の増加数35,000人に近い。
4. 専門・科学・技術サービス：雇用者数が32,000人増加し、月平均増加数の19,000人を上回りました。

雇用が引き続き強い

悪い点

1. 失業率：前月の3.9％から4.0％に若干上昇。
2. 製造業: 雇用はわずかに増加しているものの、前月比の変化はマイナスとなっており、製造業は不安定な状況にあります。
3. 小売業：百貨店や家具・家庭用品小売店で若干の雇用減少。

比較

前年比比較

• 失業率：2023年5月の3.7%から2024年5月の4.0%に上昇。
• 失業者数：2023年5月の610万人から2024年5月には660万人に増加。

前月比比較

カテゴリー	2024年4月	2024年5月	変化
非農業部門雇用者総数	165,000	272,000	+107,000
失業率	3.9%	4.0%	+0.1%
平均時給	34.77ドル	34.91ドル	+$0.14
労働力参加率	62.7%	62.5%	-0.2%
就業人口比率	60.2%	60.1%	-0.1%

もう少し詳細に

業種別雇用動向（2024年5月）

セクタ	雇用の変化（千人単位）	ノート
健康管理	+68	特に外来医療サービス、病院、介護施設/居住施設における継続的な成長
政府	+43	過去1年間の平均月間成長率と一致する着実な増加
レジャーとホスピタリティ	+42	一貫して成長しており、特に飲食サービスや飲食店の増加が顕著である。
専門的、科学的、技術的なサービス	+32	特に経営、科学、技術コンサルティングサービス、建築、エンジニアリングおよび関連サービスにおいて大幅な成長が見込まれます。
小売業	+13	建築資材および園芸機器・用品販売業者の利益は、百貨店および家具・家庭用品小売業者の損失によって相殺された。
製造業	+8	わずかな増加だがセクターは不安定

人口動態別失業率（2024年5月）

人口統計グループ	失業率	2024年4月からの変更
成人男性	3.8%	+0.2%
成人女性	3.4%	-0.1%
ティーンエイジャー（16〜19歳）	12.3%	+0.6%
白人	3.5%	0.0%
黒人	6.1%	+0.5%
アジア人	3.1%	+0.3%
ヒスパニック	5.0%	+0.2%

失業期間（2024年5月）

間隔	失業者数（千人）	2024年4月からの変更
5週間未満	2,309	+47
5～14週間	1,918	-69
15～26週間	955	+86
27週以上	1,350	+100

まとめ

2024 年 5 月の雇用状況は、全体的な失業率はわずかに上昇しているものの、医療、政府、専門サービスなどの主要セクターで雇用が大幅に増加していることを示しています。このデータは、セクターの成長が堅調である一方で失業率が上昇し、労働力参加率がわずかに低下しているという、複雑な見通しを示しています。

ISMなど弱かったですがここにきてこの上昇・・また金利が上がりそうです。
また動画でまとめます。

以上、ご一読ありがとうございました。