① まず全体像:結論から言うと「地味に強い、でも派手さはない」
まず結論。
MUFGの今回決算、かなり堅実。
爆発的ではないけど、「銀行としては理想的な内容」に近いです。
- 経常利益:2兆5,092億円(前年同期比+3.6%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:1兆8,135億円(+3.7%)
- 通期純利益目標:2.1兆円(据え置き)
数字だけ見ると「そこまで伸びてない?」と感じるかもしれませんが、
この金利・為替・世界情勢の中で“ちゃんと増益”してるのがポイント。
銀行株って、
- 調子いい時は一気に稼ぐ
- 悪くなると一気に崩れる
という性格があります。
その中でMUFGは「崩れず、じわっと積み上げる」決算でした。
② ここまでの経緯:銀行にとって「やりづらい数年」をどう耐えたか
今回の決算を見るうえで、過去数年の環境を押さえておくと理解しやすいです。
● 日本:超低金利が長すぎた
- 日銀のマイナス金利・YCC
- 貸出金利は上げられない
- 預金は増えるけど儲からない
→ 国内銀行はずっと「我慢の時代」
● 海外:金利は高いが、リスクも高い
- 米国は急速利上げ
- 利ざやは改善
- ただし景気減速・不良債権リスクも意識される
MUFGはこの間、
- 海外ビジネスを拡大しつつ
- 国内ではコスト管理と安定運営
- 株式持合いの整理も進める
という「超地味だけど重要なこと」をずっとやってきました。
その成果が、今回の決算にじわっと出てます。
③ 良い点①:金利環境を“ちゃんと利益に変えている”
銀行決算で一番大事なのは、結局ここ。
「金利が動いた時に、ちゃんと儲かる体質か?」
● 資金利益は底堅い
- 資金利益:2兆1,933億円(前年同期比+約190億円)
- 貸出金残高も着実に増加
派手に伸びてはいませんが、
- 海外金利の高さ
- 国内金利の正常化期待
この両方を“取りこぼしていない”のは評価高いです。
特にMUFGは、
- 米国
- 東南アジア
といった金利が取れる地域の比重が大きいのが強み。
「金利が上がる=自動的に儲かる」わけではない中で、
ちゃんと結果を出してます。
④ 良い点②:不良債権がむしろ減っている
地味だけど、超重要ポイント。
● 不良債権比率
- 2025年3月末:1.11%
- 2025年12月末:0.98%
減ってます。
金利上昇局面って、本来は
- 企業の返済負担が増える
- 不良債権が増えやすい
はずなんですが、MUFGは逆。
これは、
- 与信管理がかなり慎重
- 危ないところには深追いしない
という姿勢が徹底されている証拠。
「攻めすぎない銀行」は地味ですが、
長期投資では一番信頼できます。
⑤ 良い点③:株主還元が分かりやすい
銀行株を見る人にとって、ここは重要。
- 年間配当予想:74円
- 配当はしっかり増配基調
- 自己株式も減少(=実質的な株主還元)
MUFGは最近、
「成長ストーリーを語る」
よりも
「ちゃんと返す」
方向に明確に舵を切ってます。
高配当×安定決算、
この路線はブレてません。
⑥ 悪い点①:株式等関係損益は減少
正直なマイナス面も。
- 株式等関係損益:前年から大きく減少
これは、
- 株の売却益が前年ほど出なかった
- 一時的な利益が減った
という話。
ただしこれは、
- 毎年安定して出るものではない
- 「本業の力」とは別物
なので、個人的にはそこまで悲観材料ではありません。
⑦ 悪い点②:爆発力はない(=短期では地味)
これは好みが分かれる点。
- 成長率は数%台
- ハイテク株みたいな派手さはゼロ
なので、
- 短期で株価2倍!
- テーマ株的な爆上げ!
を狙う人には、正直つまらないです。
MUFGは完全に、
「守り+インカム重視」
の銘柄。
⑧ 金利動向との関係:MUFGにとって今は追い風ゾーン
● 日本
- マイナス金利解除後
- すぐに急上昇はしないが、正常化は進行中
→ 国内貸出の利ざや改善がじわじわ効く
● 米国
- 利下げはあるが、急激ではない
- 高金利水準は当面維持
→ 海外収益は引き続き安定
つまりMUFGにとって今は、
- 上げすぎず
- 下げすぎず
一番やりやすい金利環境です。
この環境下で業績を崩さなければ、
- 配当
- 自己株買い
- 安定利益
は今後も期待できます。
⑨ まとめ:派手さゼロ、安心感MAXの決算
最後にまとめると、
良い点
- 金利環境をしっかり利益に反映
- 不良債権が減少
- 配当・還元姿勢が明確
悪い点
- 株価が爆発する材料は少ない
- 短期トレード向きではない
今回の決算、
「銀行株に何を求めるか」で評価が分かれます。
- 安定配当・長期保有 → かなり良い
- 短期で夢を見る → 向いてない
そんな決算でした。
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