── NVIDIA決算前で大荒れ。今は買い時なのか?噛み砕いて解説します
どうもこんにちは、株ちゃんです。
今日は、半導体ブル3倍ETF「SOXL」が 34.35ドル(−6.76%) まで大きく下げてきた理由と、
直近のチャート・投資家心理、
そして日本時間20日朝6時に発表されるNVIDIA決算がどう影響するかを、
できるだけ分かりやすく整理していきます。
まず結論からいきますね。
【結論】
- SOXLは「短期弱気・中期では仕込みゾーンに近づきつつある」という位置
- 下落の主因は
① 金利上昇懸念 ② 中国向け規制懸念 ③ NVIDIA決算前の手仕舞い - NVIDIA決算は今回は “ハードルが高い”
→ それでもガイダンスは上ブレの可能性あり - 発表後のSOXLは
- 強い決算 → 38〜42ドルへの短期リバ
- 期待外れ → 30〜32ドルへの深め調整
と上下幅がかなり大きくなりそう
つまり、
「今は“嵐の前の静けさ”で、買いも売りも加速待ちの状態。
仕込むなら小分け、決算後の方向確認が現実的」
こんなイメージです。
youtubeでも解説しています。
1.今日のSOXLの動きをざっくり整理
最新のSOXLは 34.35ドル(−2.49ドル・−6.76%) と大きく下落。
データポイントを見ると、
■ 今日の数字
- 出来高:153.52M(平均91.86M)
→ “投げ売り”と“決算前の逃げ”が発生 - 運用資産残高:115億ドル
- 1年ファンドフロー:−75億ドル
→ 利確売りや金利上昇の影響で資金流出気味 - 1年ベータ:4.79
→ 非常に値動きが荒い(NASDAQの約4.8倍)
SOXLはレバ3倍なので、
半導体指数(SOX)がちょっと下がるだけでも “ドンッ” と落ちます。
2.直近6ヶ月チャートを噛み砕く
6ヶ月で 約+100%(17ドル → 34ドル) と倍近く上昇。
ただ、ここ数週間は、
- 45ドル付近 → 大陰線で崩れる
- その後、40ドル → 37ドル → 35ドルと“高値切り下げ”
今日はさらに
一段下の重要ポイント(34〜35ドル)に突入。

図解イメージ
50ドル:直近高値(NVIDIAテーマ加熱)
↓
45ドル:明確な天井ライン
↓
40ドル:中間ライン(割れ)
↓
34〜35ドル:今ここ(押し目候補1)
↓
30〜32ドル:次の押し目(押し目候補2)
つまり、
「SOXLは中期の調整トレンドに入ったが、
長期では“押し目ゾーンに近づきつつある”」
という位置づけです。
3.なぜ今SOXLが売られているのか?(原因は3つ)
① 金利上昇懸念
米10年金利が4.1〜4.3%で再び上昇気味。
金利↑=ハイテク株↓=SOXL↓ という分かりやすい流れ。
② 中国向け規制懸念(特にNVIDIA)
米政府のGPU規制が続いており、
「NVIDIAの中国売上20%がどうなるか」
という不透明感が市場の重しに。
③ NVIDIA決算前の手仕舞い
いつも市場を動かす“決算特需銘柄”のため、
今はポジションを一度落とす流れが強く、
- プロ → ポジション軽くする
- 個人 → 「怖くて触れない」状態
この2つで需給が悪化しています。
4.NVIDIA決算の“キモ”はガイダンス(ここが超重要)
今回は市場の期待がかなり高いです。
■ NVIDIAの市場予想(コンセンサス)
- 10〜12月(四半期)売上:約550億ドル
- データセンター売上:市場予想のコア。約80%占める
- 会社ガイダンスがどれだけ上振れするか
→ ここが株価の9割を決める
■ キモとなるポイント
- H200+Blackwell(次世代AI GPU)の供給計画
- 中国向け売上の“代替需要”
- AIサーバー需要(クラウド・メガテック)の強さ
- 生成AI投資の継続度(Amazon・MicrosoftのCAPEX)
今回の決算は、
“ガイダンス次第でSOXLの方向が決まる”
と言っても過言ではないです。
5.NVIDIA決算は上ブレる?理由を噛み砕いて整理
見立てとしては、
「ガイダンスは上ブレの可能性が高い」
と見ています。
理由は3つ。
① H200・Blackwellの受注が想定以上
すでに2025年分まで予約が多く、
NVIDIAの供給能力が追いつかない状況。
需給がタイトなので、ガイダンスは強気になりやすい。
② 中国規制の“代替需要”が順調
中国向け高性能GPUは規制されているが、
その分 “米クラウド企業がさらに発注” している流れがある。
③ 主要クラウド(AWS・Azure・Google)がAI投資を継続
2024〜2025年までCAPEXは
前年比+20〜30%増 の計画が出ている。
6.決算後のSOXLの値動き予測(シナリオ別)
ここが一番知りたいところだと思うので、
分かりやすく「良い・普通・悪い」で整理します。
【A:強い決算(ガイダンス上ブレ)】可能性 高め
- 売上550億ドル超
- データセンター売上が市場超え
- ガイダンスが強気
→ SOXL 38〜42ドル までリバウンドの可能性
→ 特に“買い戻しの急騰”が起きやすい
【B:予想通り(コンセンサス一致)】可能性 中
- 売上・利益は予想どおり
- ガイダンスは保守的
→ 市場は「まあまあ」評価
→ SOXL 33〜37ドルのレンジで横ばい
【C:失望決算(ガイダンス弱め)】可能性 そこそこ
- ガイダンスが市場予想を下回る
- 中国規制の影響が大きい
→ SOXL 30〜32ドル まで調整の可能性
■ 最終まとめ(今日のSOXL)
- SOXLは短期ではまだ“下降トレンド”
- ただし34ドル付近は“押し目候補ゾーン”
- NVIDIA決算前の手仕舞いと規制懸念で売られすぎ
- NVIDIA決算のガイダンスが“上”か“下”かで世界の半導体株が左右される
明日の朝どうなっていることやら・・

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