どうもこんにちは、株ちゃんです。
今回は
日銀の金利見通しを踏まえて「銀行株」を徹底的に考察します。
テーマは
・そもそも金利ってどうやって決まるの?
・なぜ金利が上がると銀行株が上がりやすいの?
・今回の日銀局面、銀行株は本当にチャンスなの?
このあたりを
専門用語は極力使わず、噛み砕いて解説します。

結論
・日銀は超緩和から「完全に離脱する段階」に入っている
・金利上昇は銀行の収益構造に直撃でプラス
・今回の銀行株相場は「短期テーマ」ではなく「構造テーマ」
・ただし、どの銀行でもいいわけではない
・来週の日銀会合は、銀行株にとって分岐点になりやすい
今回の話、
正直ちょっと地味に見えますが、
分かると一気に景色が変わります。
1.そもそも「日銀の金利」って何をいじっている?

まずここからです。
ニュースでよく見る
「日銀が金利を上げる」「利上げ観測」
これ、何を指しているのか。
今の日銀が操作しているのは
主にこの2つ。
・短期金利(政策金利)
・長期金利(国債利回り)
昔の日本は
「金利ゼロが当たり前」
でした。
理由は
・デフレ
・景気が弱い
・お金を回したい
だから日銀は
とにかく金利を下げて
銀行がお金を貸しやすい環境を作っていた。
でも今は状況が違います。
・物価は上がっている
・賃上げも出始めた
・デフレではなくなった
この状態で
ずっと金利ゼロを続けると
今度は副作用が出ます。
だから日銀は
「超緩和をやめて、普通に戻す」
その段階に入っています。
2.金利が上がると、世の中で何が起きる?

金利上昇って聞くと
「株に悪い」
というイメージ、強いですよね。
これは半分正解、半分間違いです。
金利が上がると
・住宅ローン金利が上がる
・企業の借入コストが上がる
・株の割引率が上がる
だから
グロース株や不動産は
マイナスになりやすい。
一方で
圧倒的にプラスになる業種があります。
それが
銀行です。
ここ、めちゃくちゃ重要なので
次で噛み砕きます。
3.銀行は「金利差」で儲かるビジネス

銀行の儲けの基本は
めちゃくちゃシンプル。
・安くお金を集める
・高くお金を貸す
・その差が利益
これを
「利ざや」
と言います。
超ざっくり例。
・預金金利:0.01%
・貸出金利:1.5%
この差、1.49%が
銀行の収益の源です。
で、問題は
金利ゼロの世界。
・預金金利:ほぼ0
・貸出金利:ほぼ0
差が取れない。
だから
これまでの日本の銀行は
本当に苦しかった。
手数料ビジネスに逃げたり
海外に出たり
コスト削減したり。
でも、金利が上がると話が変わります。
・貸出金利は上がりやすい
・預金金利はすぐには上がらない
つまり
利ざやが一気に広がる。
これが
銀行株が金利上昇に強い理由です。
4.今回の日銀利上げ観測は「質」が違う
ここが今回の肝です。
これまでの日本は
「利上げできない国」
でした。
でも今回は違う。
・物価が上がっている
・賃上げが定着しつつある
・企業収益も改善
日銀も
「一時的な利上げ」ではなく
「金融政策の正常化」
という言い方をしています。
これ、何が違うか。
・1回上げて終わり、ではない
・今後も段階的に上がる可能性
つまり
銀行にとっては
一時的な追い風じゃなく
中長期で収益改善が見込める。
だから
海外投資家が
日本の銀行株を見直し始めています。
5.銀行株は「全部同じ」ではない
ここ、超大事です。
銀行株って
一括りにされがちですが
中身は全然違います。
見るべきポイントは3つ。
① 国内貸出比率
・国内向け貸出が多い銀行ほど金利上昇の恩恵が大きい
② 預金構造
・低金利の預金を多く持っている銀行ほど利ざや拡大が効く
③ 国債保有
・金利上昇で国債評価損が出る銀行もある
だから
「金利上昇=全部の銀行が爆上げ」
ではありません。
ただ
メガバンクや地方銀行の一部は
明らかに構造的に有利です。
6.来週の日銀会合、銀行株はどう動きやすい?
来週の日銀イベントで
市場が見るのはここ。
・利上げするかどうか
よりも
・今後も上げる気があるか
もし
「今回は据え置きだけど、タカ派寄り」
となると
銀行株は普通に上がりやすい。
逆に
「慎重」「様子見」
を強く出すと
短期的には売られる可能性もあります。
ただし重要なのは
それでも流れ自体は変わらない、という点。
短期の上下はあっても
テーマは生きている。
これが
今回の銀行株相場の特徴です。
7.銀行株は「いつ買うか」が一番難しい
正直に言います。
銀行株は
上がり始めると
ゆっくり、でも長く上がる。
逆に
イベント前後は
普通に下げることもあります。
だから
・日銀イベント前に買う
・イベント後に押し目を待つ
どちらも正解。
重要なのは
「金利正常化が続く限り、テーマは終わらない」
と理解しておくことです。
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株ちゃん的まとめ
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今回の銀行株相場、
短期テーマと思っている人ほど
チャンスを逃しやすいです。
金利上昇の仕組みを理解すると
見え方が変わります。
・銀行は金利差で儲かる
・日本は金利ゼロから脱却中
・今回の利上げは「構造変化」
だから
多少の上下に振らされても
テーマ自体は生き続ける。
次に知りたくなる話としては
・具体的にどの銀行が有利か
・メガバンクと地銀の違い
・配当との相性
このあたりを
銘柄レベルで落とし込みます。
ここまで理解できたなら
「あ、銀行株って今の日本で一番分かりやすいテーマかも」
そう思えてきたはずです。
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