どうもこんにちは、株ちゃんです。
今日は Amazon($AMZN) の決算。
いやこれね、中身だけ見ると悪くない。
でも 株価は下がる。
理由はシンプルで、AI向け設備投資が想像以上にエグかったからです。
グーグル、マイクロソフトと同じ流れ。
「業績はいい、でも金かけすぎ問題」で叩かれるやつ。
順番にいきます。
🟥 決算概要|数字だけ見ると普通に強い
まずは全体像。
2025年10–12月期(FY25 Q4)、
Amazonの決算は 強弱入り混じる内容 でした。
- ⭕ 売上高:2,134億ドル(前年比+14%)
→ 市場予想(約2,115億ドル)を上回る - ❌ EPS:1.95ドル
→ 予想(1.97〜1.98ドル)をわずかに下回る - ⭕ AWS売上:356億ドル(前年比+24%)
→ 予想(349億ドル)超え、成長再加速 - ⭕ 営業利益:250億ドル
→ 予想はギリ超え。ただし中身は要注意
売上とAWSは文句なし。
EPSだけが惜しい、そんな決算です。
🟥 AWSが強すぎる件|Amazonはやっぱりクラウド屋
今回の決算で一番ポジティブなのは、間違いなくAWS。
- AWS成長率:+24%
- 過去13四半期で最も高い伸び
- 年換算売上(Run rate):約1,420億ドル
- 受注残(Backlog):2,440億ドル(前年比+40%)
正直ここは
「やっぱAWS別格だな…」って内容。
Microsoft Azure、Google Cloudが
「成長鈍化だ」「競争激化だ」って言われる中で、
この規模で24%成長は普通に化け物。
しかも経営陣いわく、
👉 需要 > 供給
👉 作った瞬間から埋まる
👉 設備入れたそばから収益化
という状態。
需要がない投資じゃない、というのは強調しておきたいポイント。
🟥 広告も地味に強い|第3の柱が育ってる
意外と見落とされがちですが、広告事業もかなり好調。
- 広告売上:213億ドル
- 前年比:+22%
Amazon広告って、
「検索意図が強い」「購買直前」
っていう超優良枠なんですよね。
AWS・広告、この2つが
Amazonの利益エンジン。
🟥 でもEPSが出なかった理由|実は“特別損失”
じゃあなんでEPS未達だったのか。
理由はこれ👇
- イタリア店舗関連の税務・訴訟和解:約11億ドル
- 退職金関連費用:約7.3億ドル
- 実店舗の減損:約6.1億ドル
合計すると、約25億ドル規模。
これがなければ、
調整後の営業利益は 274億ドル と説明されています。
なので
「本業が急に悪くなった」
というわけではない。
🟥 投資家が一斉に引いた理由|Capex 2000億ドル
問題はここ。
アンディ・ジャシーCEOが
2026年の設備投資(Capex)を約2,000億ドル
と明言しました。
- 2025年実績:約1,300億ドル
- 👉 50%以上の増加
用途はほぼこれ👇
- AIデータセンター
- 自社AI半導体
- ロボティクス
- 低軌道衛星(Project Kuiper)
もうね、
金額がケタ違い。
🟥 FCFが一気に悪化|市場が一番嫌うやつ
この結果どうなったか。
- 過去12か月のFCF:112億ドル
- 前年同期:382億ドル
→ 激減
理由はシンプルで、
AIインフラに金を突っ込みすぎた。
投資家心理としては、
「わかる、将来はデカい」
「でも今じゃない」
これ。
🟥 ガイダンスも微妙|短期は我慢のターン
2026年Q1ガイダンス。
- 売上:1,735〜1,785億ドル(OK)
- ❌ 営業利益:165〜215億ドル
→ 市場予想(220億ドル超)を下回る
ここに
- 衛星インターネットのコスト
- AI投資の減価償却
が効いてくる。
🟥 決算後の市場反応|お決まりの展開
結果どうなったか。
- 時間外で −7〜10%下落
- 「業績はいい、でも金使いすぎ」
- Google・Microsoftと同じ反応
完全に
AI投資アレルギー相場。
🟥 ポジティブとネガティブを整理
⭕ ポジティブ
- AWS成長率24%に再加速
- 広告事業が第3の柱に
- ECもホリデー好調
❌ ネガティブ
- Capex 2000億ドルという異次元投資
- FCFが短期で死ぬ
- 利益ガイダンス弱め
🟥 株ちゃん的まとめ|これは「悪い決算」じゃない
正直に言うと、
決算自体は悪くない。
ただし、
- 今は「利益」より「投資」が前に出すぎ
- 市場は短期の数字を見る
- AI投資は“正解でも時間がかかる”
だから売られた。
Amazonは
長期ではAI覇権を取りに行ってる。
でも短期では、
株価は我慢の時間になりやすい。
これは
「Amazonが弱い」んじゃなくて、
市場のリスク許容度が下がってるだけ。
じゃあ今どうする?
- 短期トレード → 触らない
- 中長期 → 押し目候補
- FCF改善の兆しが出たら再評価
個人的には
AWS成長+広告+AI基盤が揃ってるAmazonは
「AIバブルが終わった後」に
一番評価される会社の一つだと思ってます。
焦らず、
次は“回収フェーズ”の兆しを見る局面。
どう思う?
このCapex、
「やりすぎ」か「未来への布石」か。
