【改善】2024年6月米国消費者物価指数

どうもこんにちは株ちゃんです。
速報で6月度CPIについて解説します。
株式、債券投資ともに金利の行く末はとても重要です。ぜひ最後までご覧ください。

概要

2024年6月の消費者物価指数（CPI-U）は、前月比で0.1％減少しました（季節調整済み）。前年同月比では、全項目指数が3.0％上昇していますが、前月の3.3％の上昇から縮小しています。

良い点

1. 食品価格の安定:
   • 食品全体の指数は0.2％上昇しました。特に、外食の指数が0.4％増加し、家庭内食品の指数が0.1％増加しました。
   • 年間で見ても、食品の価格は2.2％上昇し、特に肉類、鶏肉、魚、卵の指数が2.6％上昇しています。
2. エネルギー価格の低下:
   • エネルギー指数は6月に2.0％減少し、ガソリン価格が3.8％下落しました。
   • 年間を通じてエネルギー指数は1.0％上昇しましたが、ガソリン価格は2.5％下落しました。

悪い点

1. 住居費の上昇:
   • 住居指数は0.2％上昇し、特に賃貸料と所有者の賃貸相当額がそれぞれ0.3％上昇しました。
   • 年間で見ると、住居指数は5.2％上昇し、全項目から食料とエネルギーを除いた指数の増加の約70％を占めています。
2. 一部サービス価格の上昇:
   • 自動車保険指数は0.9％上昇し、家庭用家具と操作の指数が0.5％増加しました。
   • 年間では、自動車保険が19.5％増加し、医療ケアが3.3％増加しました。

前月との比較

指標	2024年6月	2024年5月	変動
全項目指数	-0.1％	0.0％	減少
エネルギー指数	-2.0％	-2.0％	変動なし
食品指数	+0.2％	+0.1％	上昇
ガソリン価格	-3.8％	-5.6％	減少
住居指数	+0.2％	+0.6％	減少

まとめ

2024年6月のCPIレポートは、エネルギー価格の下落が続いている一方で、住居費や一部サービスの価格が上昇し続けていることを示しています。これらの価格動向は、今後の投資判断において重要な要素となります。エネルギー価格の低下は消費者にとっての負担を軽減しますが、住居費の上昇は依然として懸念材料です。

データソース

• 全項目指数：前月比-0.1％、前年同月比+3.0％
• エネルギー指数：前月比-2.0％、前年同月比+1.0％
• 食品指数：前月比+0.2％、前年同月比+2.2％
• 住居指数：前年同月比+5.2％
• 自動車保険指数：前年同月比+19.5％

5月CPIはこちら

以上です。ご一読ありがとうございました。