1|結論(最初にざっくり)
結論からいうと――
👉 JX金属は「本格調整中」かつ「三角持ち合い下抜けリスク」が高まる局面です。
👉 今の主戦場は 1,650円ラインの攻防。割れると次は 1,550円 → 1,450円 が見えてくる。
👉 今週(12/3〜12/5)は金利・銅価格が大きく動く“最大のイベント週”。反発も急落もあり得る分岐点。
チャート形状的には戻り売りが入りやすい位置。
ただし、銅価格次第では反転のきっかけが突然来るタイプの銘柄です。
2|現状のチャートをざっくり整理

■(1)下降トレンドラインが上値を抑えている
緑の上側ラインが強烈で、
- 2,350円 → 2,200円 → 2,050円 と綺麗に落とされている
これは
戻るたびに売られ、まだ“戻り売り優勢”の相場
■(2)1,650円が“最重要ライン”として横ばい攻防
最近5日間の終値はすべて:
- 12/3:1,652.5
- 12/2:1,667.0
- 12/1:1,650.0
- 11/28:1,669.0
- 11/27:1,763.5 → ここから急落
→ 1,650円で支えられているが、反発力が弱い。
■(3)75日線(黄色)が完全に“上からかぶさる形”
いわゆる
「下落トレンド × 自律反発の頭打ちパターン」
75日線は 現在 1,891円付近。
このレベルまでの戻りは“売り場”として意識されやすい。
■(4)下値の“真空地帯”が存在する
黄色ゾーン(1,450〜1,550円)に注目。

ここは
- 8月〜9月に“一気に駆け上がった価格帯”
- 出来高が薄く、戻りの指値も少ない帯
つまり
一度割れるとストンと落ちやすい“空白ゾーン”
ここに入ると下げが速くなる可能性があります。
3|足元の値動き(11/12〜12/3)の意味を噛み砕き
■ ①11/12〜11/18:天井形成のサイン
- 11/12:1,940 → -0.97%
- 11/13:1,867 → -3.76%
- 11/14:1,721 → -7.82%
- 11/18:1,616 → -10.45%(暴落)
わずか4営業日で -324円(-16.7%)の急落。
→ 完全に“天井ブレイク”の典型的な落ち方。
■ ②11/19〜11/27:自律反発(でも高値を超えられない)
+5.53%、+4.82%、+7.43% と反発したものの
→ 下落トレンドの戻り高値止まり
→ ここで2,000円を奪回できなかった時点で流れは下。
■ ③11/28〜12/3:第二波の下落
-5.36% → -1.14% → 反発弱い → -0.87%
→ 下落第二波の“戻らない形”。
→ ネックライン1,650円で粘るも、買いが続かない。
4|今後の“価格シナリオ”を3パターンで整理
●(A)反発シナリオ(確率:30%)
条件:
- 今週のISM・ADP・PCEが弱→金利低下
- 銅価格(LME)が上昇
- リスクオン相場に戻る
値動き:
- 1,650 → 1,750 → 1,850円回復
- 75日線1,891円に向けて戻り
コメント:
ここに行くには「銅価格の急反発」が必須です。
●(B)もみ合いシナリオ(確率:45%:本命)
条件:
- 銅価格が中立
- 金利が方向性出ずレンジ
値動き:
- 1,600〜1,700円のボックス相場
- 三角持ち合い継続
コメント:
現在の値動きに最も近いパターン。
●(C)下抜けシナリオ(確率:25%)
条件:
- ADP・ISM・PCEが“強すぎ”→金利急騰
- 銅価格が急落(金利と景気指標で連動しやすい)
値動き:
- 1,650円割れ → 1,550円 → 1,450円へ突っ込む可能性
- 黄色ゾーン(出来高薄い)で“急落”しやすい
コメント:
指標ラッシュ週のため、通常より確率は高め。
5|JX金属に最も重要な外部要因(銅 × 金利 × 景気)
JXは「素材株 × コモディティ株 × 景気敏感株」の3つを兼ねます。
■ 銅価格:最重要
ISM・ADP・ISM非製造業・PCE
→ これらが強いと
- 金利上昇
- ドル高
- 銅安
となり、JXにはマイナス。
逆に弱いと
→ 銅反発 → JX反発の号砲。
■ 日本金利(10年債入札・30年債入札)
- 金利上昇 → 円高 → 日本株に逆風
- 特に素材株(日経225非採用のJXも)が弱くなりやすい
■ 半導体サイクル
SOXLの反発はJXに直接的には効かないが
- AI需要増 → データセンター投資増 → 銅需要増
という間接ルートがあります。
6|総合見通し:1,650円攻防を見ながら“慎重に反発待ち”
今のJX金属は
「下落トレンド寄りの持ち合い」
= 大きく崩れても、大きく跳ねてもおかしくない位置
もっと簡単に言うと:
- 方向感はまだ“下”が優勢
- ただし1,650円で必死に踏ん張っている
- 今週の指標次第で
👉 反発の序章
👉 あるいは急落第二波
のどちらかになる
という分岐点です。
特に
12/5(金)PCEデフレーターは“JXのトレンドを決定する”レベルで重要。
銅価格が跳ねるなら反発、
金利が暴れるなら下落、
と非常に分かりやすい週になります。
長い戦いになりそう・・
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