1) まず:SBI新生銀行ってどんな会社?
ひとことで言うと 「銀行+ノンバンク(消費者金融やリース等)+証券投資」まで持ってる“ハイブリッド金融” です。
普通の銀行が「預金→貸出」で稼ぐのに対して、SBI新生は 手数料・証券化・投資回収(エグジット) みたいな“非金利収益”も取りに行くのが特徴。中間期の資料でも、利益の伸びを引っ張ってるのはまさに非資金利益側だと明記されています。
さらにSBIグループ色が強くて、SBI証券と連携した「SBIハイパー預金」 を打ち出してます。証券口座の買付余力を預金に自動で寄せる(オートスイープ)設計で、預金の“粘着性”を上げにいく狙い。ローンチ1カ月で残高3,000億円超とされています。
2) 何が得意?「
ここが面白いポイントは “金利が上がる世界”に強い設計 になってきてるところ。
- 日銀が利上げすると、銀行は基本プラス(貸出金利が上がる)
- でも一方で、預金金利も上げないといけないので「調達コスト」が増える
- そこでSBI新生は、預金獲得の設計を変えて、コスト低減と粘着性を取りにいく(ハイパー預金など)
- さらに資料では、政策金利が0.25%上がった場合、資金利益へのインパクトは+140億円(1年分の試算) と出してます
つまり、初心者向けに超ざっくり言うと
「金利が上がるほど、銀行部分は追い風。しかもその追い風を数字で提示してる」
ここは“銀行株の醍醐味”が分かりやすいです。
3) 決算どう?(直近の見え方)
2026年3月期 中間期(4〜9月)
- 経常収益:3,642億円(前年同期比+25.3%)
- 経常利益:624億円(+103.2%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:693億円(+56.2%)
説明資料側でも、業務粗利益 1,657億円/税引前純利益 616億円/純利益 693億円 と、かなり強いトーンです。
特に「非資金利益の大幅増」が増益ドライバーという位置づけが明確。
財務の規模感
- 総資産:22.58兆円、純資産:1.03兆円、自己資本比率:4.5%
銀行なので比率が低く見えるのはあるあるですが、株としては「信用コスト悪化」局面に弱くなるので、ここはチェックポイント。
ちょい特殊ネタ:現物配当
中間期に Latitude Group Holdingsの普通株式を現物配当(帳簿価額 約419億円、1株当たり52.53円相当)という変化球もやってます。
“配当の見せ方”が独特なので、初心者は「え、何これ?」となりがち。ここは理解しておくと安心です。
4) チャート超ざっくり
いま 1,900円付近でヨコヨコ。上に SMA(たぶん50日)1,963円 がいて、ここが上値のフタっぽい。
- 強気:1,963円を終値で超えて定着 → トレンド復帰の合図になりやすい
- 弱気:1,900割れが続く → 「上昇の勢いが完全に休憩」になりやすい
って見方が分かりやすいです(テクニカルは“決め打ち”じゃなく、行動ルールにするのがコツ)。
5) 今後の見通し(良いシナリオ/注意シナリオ)
追い風(良いほう)
- 金利上昇メリット:0.25%利上げで+140億円試算が示す通り、方向性は明快
- SBI証券連携で預金が集めやすい:ハイパー預金の伸びは「集客装置」になりうる
- 非資金利益が強い:住宅ローン手数料や証券化(O&D)など“金利以外”でも稼ぎにいける設計
リスク(悪いほう)
- 景気悪化→信用コスト増:貸倒関連費用が跳ねると、銀行株は一気に重くなる
- 非資金利益のブレ:投資回収(エグジット)や市況要因が絡むと、期ごとの変動が出やすい
- 調達コスト上昇:預金競争が激しくなると、金利上昇=無条件プラス、ではなくなる(資料でも調達コスト上昇に触れてます)
6) 似た企業との比較
※ここは「事業モデルの違い」が分かればOKです(細かい数字比較は次ステップ)
- 住信SBIネット銀行:ネット専業で“低コスト運営+手数料ビジネス”が主役。銀行らしいが、ノンバンク色は薄め。
- あおぞら銀行:運用・投資要素が効きやすく、局面によってブレが出やすいタイプ(過去に市場で警戒されやすかった)。
- メガ/大手地銀(りそな等):預金・貸出の王道。変化は遅いが安定志向。
- オリックス等(ノンバンク寄り):投資・リース・金融を広くやるが、銀行免許ベースの預金は主役じゃない。
SBI新生のポジションはこの中でいうと、
「ネット銀行ほど軽量じゃない。でも、伝統銀行より“稼ぎ方の選択肢”が多い」
=ハマると強いが、読み違えるとブレも出る“攻めの銀行”寄りです。
7) 補足:初心者が買う前に見るチェックリスト
- ✅ 金利環境:日銀が“利上げ方向”か、“据え置き長期化”か
- ✅ 利益の中身:伸びが「非資金利益頼み」になりすぎてないか
- ✅ 信用コスト:与信関連費用が増え始めてないか(景気の影)
- ✅ 株価の節目:あなたのチャートだと 1,963円(移動平均)を超えるかどうか が短期の分岐点
タイミング見て買っていきたい・・
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