どうもこんにちは、株ちゃんです。
今回は
SOXL(Direxion デイリー半導体株ブル3倍)
来週の値動きを、経済指標スケジュール込みでガッツリ考察します。
結論(まずここ)
・来週は指標ラッシュで上下に大きく振れる週
・SOXLは41ドル台が最重要の下値ライン
・指標が「景気減速+インフレ鈍化」なら反発余地
・逆にインフレ再加速なら38〜39ドルも視野
・基本シナリオは42〜45ドルレンジ想定
来週は
「方向を当てにいく週」ではなく
「どちらに振れても対応する週」
です。
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1.まず今のSOXLの立ち位置を整理
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直近のSOXLは
・高値:45〜46ドル
・急落安値:41ドル付近
・現在値:41ドル台後半
テクニカル的には
・中期上昇トレンドはギリギリ維持
・50日移動平均線付近で反発
・ただし短期線は下向き
つまり
「トレンドは生きているが、勢いは失速中」。
ここで重要なのが
来週の経済指標です。
SOXLは
・金利
・景気
・インフレ
この3点に過剰反応します。
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2.15日:NY連銀製造業景気指数の意味
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15日発表
ニューヨーク連銀製造業景気指数(12月)
この指標、地味ですが
半導体には意外と効きます。
ポイントは
・製造業の先行感
・景気の底打ち or 失速
想定シナリオ
・改善 → 半導体にプラス
・悪化 → 景気懸念でSOXL重し
ここは
「多少悪くてもOK」。
市場が嫌うのは
急激な悪化です。
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3.16日:雇用統計と小売売上高が最大の山
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来週前半の最大イベントがここ。
雇用統計(11月)
市場予想
・非農業部門雇用者数:5.2万人
・失業率:4.4%
・平均時給:前月比0.3%、前年比3.6%
SOXLにとっての見方はシンプル。
① 雇用が強すぎる
→ 金利上昇
→ グロース・半導体に逆風
② 雇用が弱すぎる
→ 景気後退懸念
→ SOXL売られる
③ ほどほど
→ 一番プラス
つまり
「ほどほど」が一番上がる。
加えて
小売売上高(10月)
予想
・前月比:0.2%
・コア:0.4%
ここが強すぎると
「景気強い→利下げ遠のく」
でSOXLには微妙。
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4.PMIと鉱工業生産が示す半導体の空気感
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23:45発表
PMI速報値(12月)
予想
・製造業PMI:52.2
・非製造業PMI:54.1
50を超えていれば
「拡大」です。
SOXLにとっては
・製造業PMIが50割れしないか
ここが超重要。
さらに
鉱工業生産指数(11月)。
ここが落ち込むと
「半導体在庫調整」
が意識されます。
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5.18日:CPIが全てを決める
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正直、来週のラスボスはこれ。
米CPI(11月)
見るポイント
・前月比
・前年比
・コアCPI
SOXL目線では
・インフレ鈍化 → 金利低下 → プラス
・インフレ再加速 → 金利上昇 → マイナス
特に
コア前年比が
市場予想を上回るかどうか。
ここが上振れすると
SOXLは一気に売られやすい。
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6.来週のSOXL株価予想(シナリオ別)
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ここ、いちばん知りたいところですね。
① ベースシナリオ(確率高)
・雇用:ほどほど
・CPI:鈍化基調
→ 株価レンジ
42〜45ドル
45ドルを超えれば
再び高値トライの流れ。
② 強気シナリオ
・雇用減速
・CPIしっかり鈍化
→ 株価
46〜48ドル
ただし
ここは一気に行くより
スピード調整を挟む想定。
③ 弱気シナリオ
・雇用強すぎ
・CPI上振れ
→ 株価
38〜39ドル
41ドル割れが
トリガーになります。
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株ちゃん的まとめ
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来週のSOXLは
「値幅を取りに行く週」ではなく
「分岐を見極める週」。
ポイントは3つだけ。
・41ドルを守れるか
・指標後の金利の反応
・CPIでトレンドが決まる
SOXLは
急落も急騰も
どちらも日常。
だからこそ
「どこで止まるか」
を冷静に見るのが一番大事です。
来週は
指標ごとに景色が変わるので、
一緒に追っていきましょう。

