中東情勢の緊迫化により、金融市場は神経質な動きになっています。
イランと米国・イスラエルの対立が激化し、ホルムズ海峡の航行が大きく減少。
原油価格は急騰し、世界経済への影響が懸念されています。
こうした中で、投資家が気にしているのが
「半導体株はどうなるのか?」
という点です。
今回は半導体ETFの代表格である
**SOXL(半導体3倍ETF)**のチャートを中心に、
・現在の半導体市場
・戦争の影響
・今後のシナリオ
を整理します。
SOXLの現在の株価
現在のSOXLは
54ドル付近
となっています。
チャートを見ると
・70ドル付近でダブルトップ形成
・急落後の調整局面
・50日移動平均線付近
という状態です。
RSIも低下しており、
短期的には売られすぎに近い水準になりつつあります。
つまり
短期は調整
長期はトレンド継続
という形です。
半導体株が下げている理由
最近、半導体株が弱い理由は主に3つあります。
理由①
AI半導体の輸出規制
米国政府は
AI半導体の輸出規制
を検討しています。
対象は
・NVIDIA
・AMD
・AI GPU
など。
これまで規制対象は中国でしたが、
今回の案では
全世界対象
という報道もあります。
もし実施されれば
AI半導体市場は
米国圏
中国圏
という
半導体ブロック経済
に分裂する可能性があります。
このニュースが半導体株の重しになっています。
理由②
金利上昇
現在米国金利は
10年債
4%超
で推移しています。
金利が高いと
・グロース株
・ハイテク株
は評価が下がりやすくなります。
半導体株は
未来成長株
なので、金利上昇はマイナス材料になります。
理由③
中東戦争リスク
戦争が拡大すると
企業は
設備投資
↓
抑制
という動きになります。
AIデータセンター投資も
一時的に慎重になる可能性があります。
そのため
半導体株にも
リスク回避の売り
が出ています。
ただし半導体の長期テーマは変わらない
短期的には調整していますが、
半導体の長期テーマは
むしろ強くなっています。
理由は
AI革命
です。
AIデータセンターでは
・GPU
・HBMメモリ
・高速通信
・電力インフラ
など大量の半導体が必要になります。
NVIDIAのGPU需要は
現在
供給不足
と言われています。
つまり
AI投資は
まだ始まったばかりです。
SOXLチャートの重要ライン
SOXLの重要ラインは以下です。
70ドル
AI相場の天井
55ドル
現在の攻防ライン
50ドル
強いサポート
もし50ドルを割ると
45ドル
付近まで調整する可能性があります。
逆に
55ドルを回復すれば
60ドル台
への戻りが意識されます。
半導体株の今後
今後の半導体株は
次の3つがポイントになります。
① AI投資が続くか
② 米国の輸出規制
③ 世界景気
この3つです。
特にAI投資は
・データセンター
・電力インフラ
・通信設備
など広い分野に影響します。
そのため半導体市場は
短期の調整はあっても
長期では成長トレンド
が続く可能性が高いと言われています。
まとめ
現在の半導体市場は
・中東戦争
・金利
・AI規制
という不安材料で調整しています。
しかし
AI革命による
半導体需要の拡大
はまだ始まったばかりです。
そのためSOXLも
短期はボラティリティが高いものの
長期では
AI相場の中心銘柄
として注目され続ける可能性があります。
