先に結論。ざっくり言うと、
・短期では1800円台までしっかりと反発してきている
・しかし株価全体は依然として“下降トレンドの真っただ中”
・戻り売りされやすい価格帯に突入しており、上下に振れやすい局面
この3点が大きなポイントです。
ここから詳しく見ていきます。
1. 直近チャートの状態をざっくり整理
まずは数字で直近の動きを確認します。
以下は直近の終値データの抜粋です。
| 日付 | 終値 | 始値 | 高値 | 安値 | 出来高 | 変化率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 12/08 | 1,802.50 | 1,774.50 | 1,812.50 | 1,769.00 | 19.67M | +1.44 |
| 12/05 | 1,777.00 | 1,700.00 | 1,782.50 | 1,684.00 | 20.88M | +4.56 |
| 12/04 | 1,699.50 | 1,678.00 | 1,703.00 | 1,663.00 | 14.30M | +2.84 |
| 12/03 | 1,652.50 | 1,696.00 | 1,697.00 | 1,652.50 | 12.31M | -0.87 |
11月下旬に1600円割れ寸前まで売られたあと、
12月に入って3連続陽線 → 1800円台回復と、かなりキレイな戻りが出ています。
ポイントを一言でまとめると、
・11/28の急落で投げ売りが出た
・1600〜1650円ゾーンで買い支え
・12月は短期筋の買い戻しが優勢
反発としては自然な流れです。
2. トレンドライン分析|まだ下降トレンドの“途中”
今回のチャートで最も重要なのが、
大きな緑色の「下降トレンドライン」。
・高値切り下がり
・安値切り下がり
・戻りが抑えられる価格帯が下がっている
典型的な下降チャネルに入っています。
特に注目したいのが、
“上値の壁”がだいたい1900円前後に存在する
という点です。
直近の反発は力強いものの、
まだ下降トレンドの「上限付近」に向かっている途中で、
ここから一気にブレイクするには材料が必要になります。
3. 移動平均線の状況|25日線にタッチしてきた
チャートを見ると以下のような状態です。
・25日線(青):株価が上抜けチャレンジ中
・75日線(黄):真上に位置し“戻り売りポイント”になりやすい
75日線がちょうど、
1900円近辺の下降トレンドラインと重なる“鉄壁ゾーン”
になっています。
俗にいう「三重の壁」。
これは売りが出やすい形です。
4. 出来高の変化|投げ売り後の“軽い”売り板
11月の急落局面では出来高が40〜50Mと非常に多く、
そこで一気にポジション整理が進みました。
それに対し12月は、
・出来高は15〜20M程度
・売り圧力も軽め
・短期筋が仕掛けやすい流れ
“軽くなった板”に対して
“戻り狙いの買い”が入り、
今の反発を作っています。
ここは評価ポイントです。
5. 今後のシナリオ3つ|ざっくり想定
チャートから読み取れる「可能性の高いシナリオ」を3つに絞りました。
シナリオA:下降トレンド上限(1900円前後)で再び売られる
確率が最も高いのはこの形です。
理由
・下降トレンドラインの上限
・75日線が重なる
・過去の戻り高値が多いゾーン
特に1900円〜1950円は何度も売られています。
この位置は戻り売りの“定番ポイント”。
シナリオB:1900円を突破し、下降トレンドを転換
次に可能性があるのがこちら。
目安となるのは
・高値更新(2000円台)
・25日線と75日線がゴールデンクロスへ向かう
これが起きるとトレンド転換の期待はかなり高まります。
ただし材料が必要で、
現状はまだ“戻りの最中”という印象です。
シナリオC:再度1600円台へ押し戻される
反発相場でよくあるのがこのパターン。
以下のような要因で起こりやすいです。
・上値の壁が厚すぎる
・出来高が続かない
・グロース全体が調整入り
1600円〜1650円のゾーンは支持として意識されており、
一度の下押しでは割れにくいイメージです。
6. 押し目ゾーンと注目ポイント
チャートから見える「重要価格」をまとめます。
| 区分 | 価格帯 | 意味 |
|---|---|---|
| 強い抵抗 | 1900〜1950 | 下降トレンドライン+75日線 |
| 中間ゾーン | 1750〜1800 | 今の短期反発の中心価格 |
| 強い支持 | 1600〜1650 | 11月の投げ売り下限 |
現時点で最も大事なポイントは、
1900円を超えられるかどうか
ここだけ見ればOKです。
1800円台は“通過点”でしかありません。
まとめ|短期反発は継続も、1900円が“最大の関門”
今回の動きをまとめると、
・11月の急落で底を打ち短期反発に入った
・12月は1800円台までしっかり戻している
・ただし大局では下降トレンドの中
・1900円を抜けられるまでは「戻り局面」に過ぎない
・押し目は1600〜1650円が意識される
こういった状態です。
個人的には、
この1900円が非常に“正念場”。
抜ければ一気に2000円台回復へ、
抜けなければ下降トレンド継続。
まさに分岐点にさしかかっています。
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