
「JX金属、いい会社なのは分かる。でも高値から3〜4割下げた今、買っていいのか、まだ落ちるのか——判断できない。」
その気持ち、痛いほど分かります。私はかつてレバレッジ投資で資産の8割を失った経験があります。あの時「良い銘柄だから」と飛びついて、チャートも資金管理も見ずに突っ込んだ結果でした。だからこそ、今のJX金属(5016)を当時の自分に説明するつもりで、チャートから冷静に考え直してみます。
まず結論:チャートは「分岐点」。買うなら一括ではなく、水準を決めて刻む
1 7/21終値は3,665円(+3.01%)。三角持ち合いの下限ラインで反発した重要な局面
2 長期上昇トレンドはまだ崩れていない。だが上値は重く、方向感は出ていない
3 8月前半に控えるイベント(決算等)が次の方向を決める。それまでは打診にとどめるのが賢明
※本記事は2026年7月21日時点のチャート・公開情報に基づく個人的な整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株価は変動するため最新値は必ずご自身でご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。
下げてるってことは、ここが買い場?それとも掴んだら火傷する?
PART 1 −80%が教えてくれた「チャートの見方」
──良い会社でも、買い方を間違えれば負ける
このパートの要点:大損の原因は「良い銘柄」を「悪い買い方」で掴んだこと。チャートは未来を当てる道具ではなく、今どこにいて・どこで引くかを決める地図として使う。
私が資産の8割を失ったのは、銘柄選びを間違えたからではありません。むしろ選んだ銘柄自体は悪くなかった。問題は「高いところで、全力で、レバレッジをかけて」買ったことでした。チャートのどこにいるかも見ず、下がったら損切りする水準も決めず、ただ「上がると信じて」突っ込んだ。結果、下落は3倍speed で資産を溶かし、追証で強制退場となりました。
その経験から学んだのは、チャートは「未来を予言する道具」ではなく「今の自分の現在地を知る地図」だということです。天井か底かを当てにいくのではなく、「今どのゾーンにいて、どこまで下がったら間違いを認めるか」を決めるために使う。この視点でJX金属のチャートを見ていきます。
PART 2 JX金属の現在地──チャートを5つの視点で読む
──2026年7月21日 終値3,665円
このパートの要点:①三角持ち合いの下限で反発 ②長期上昇トレンドは健在 ③移動平均線は上値の重し ④高値から約-37% ⑤RSIは底這い。方向感が出る前の「分岐点」に位置する。
JX金属(5016)2026/7/21 終値
3,665円
前日比 +107円(+3.01%)
高値5,828円(5月)からの下落率:約 -37%/RSI 42.40
三角持ち合いの下限で反発。5月高値5,828円からの下降ラインと、長期の上昇ラインが収束する三角形。今回、下限に触れて+3%反発した。ここを守れるかが当面の最重要ポイント。
長期上昇トレンドは健在。2025年からの長い上昇トレンドライン(右肩上がりの支持線)は、まだ割れていない。大きな流れとしての上昇基調は維持されている。
移動平均線が上値の重し。株価は主要な移動平均線(4,000円台)を下回って推移。短期は調整局面で、まずこの平均線群を回復できるかが反発の第一関門。
高値から約-37%。5,828円→3,665円。値幅としては大きな調整だが、上場来の大きな上昇分の一部を戻した水準とも読める。「下げた」だけで割安と判断しないことが重要。
RSIは42.40で底這い。売られすぎ(30以下)ではないが、買われすぎでもない中立ゾーン。下にも上にも振れる余地を残した、方向感の乏しい状態。
「下限で反発したから買い」ではなく「下限を割ったら間違いを認める」。この線引きが、あの日の私に一番足りなかった。
PART 3 −80%の自分に教えたい「向き合い方」
──買い方と、引き際を先に決める
このパートの要点:買うなら一括ではなく段階買い。下限割れを撤退線に設定。1銘柄の保有上限を決める。8月のイベントを見てから本腰を入れる。
では、今のJX金属にどう向き合うか。あの日の自分に伝えるつもりで、4つのルールに落とし込みます。
4つの向き合い方(考え方の一例)
① 一括ではなく段階買い:安値を当てにいかず、資金を分けて水準ごとに投入。平均取得単価で勝負する。
② 撤退線を先に決める:三角持ち合いの下限や長期トレンドラインを割ったら、間違いを認めて引く水準を事前に文章化する。
③ 保有上限を決める:どれだけ有望でも「半値になっても総資産の傷が1割以内」に収まる量までしか買わない。
④ 8月のイベントを見てから:チャート上、8月前半に控えるイベント(決算等)が次の方向を決める公算。それまでは打診に留め、確認してから本腰を入れる。
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PART 4 そして今、私は「AIと壁打ち」してから買う
──感情を排し、反対意見をぶつけてもらう
このパートの要点:-80%の最大の敗因は「感情」。今はAIに反対意見やポートフォリオ全体のリスクを診断させてから動く。人間の熱くなった頭を、AIが冷やしてくれる。
−80%を食らった最大の敗因は、テクニックではなく「感情」でした。上がると信じたい、下がっても認めたくない、損を取り返したい——この熱が、冷静な判断を全部押し流したのです。そこで今の私は、買う前に必ずAIに「反対意見」をぶつけてもらうようにしています。人間が熱くなっている時こそ、AIの冷静さが効きます。
特に有効なのが、1銘柄の判断だけでなく、ポートフォリオ全体のリスクをAIに診断させること。「この銘柄を買い増すと、自分の資産全体はどんな偏りになるのか」を客観視できれば、一点集中の暴走を防げます。その具体的なやり方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ:良い会社を、正しく買うために
① JX金属は7/21に3,665円(+3%)で三角持ち合いの下限を反発。長期上昇トレンドは健在だが方向感は未確定
② 「下げたから買い」ではなく「下限を割ったら引く」。撤退線を先に決めるのが-80%の教訓
③ 買うなら段階買い+保有上限。8月のイベントを確認し、AIwith壁打ちで感情を排してから動く
JX金属が良い会社であることと、今が買い時であることは、別の問題です。私が−80%で学んだのは、まさにその区別でした。良い会社を、正しい買い方で、正しい量だけ持つ。チャートで現在地を知り、撤退線を決め、AIwith感情を冷やす。この積み重ねが、二度と退場しないための唯一の道だと、今は思っています。
よくある質問
良い会社であることと、今買うことは、別の問題。
現在地を知り、撤退線を決め、AIで感情を冷やす。
二度と退場しないために。
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注意
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

