【JX金属】3日続伸+4.64%!グーグル決算”30兆円設備投資”は素材株への発注書か_7/23更新

「3日続伸で+4.64%。しかも増産IRまで出た。昨日の第1弾は正解だったのか。そして第2弾は、今なのか。

2026年7月23日、JX金属(5016)は終値3,946円(+175円・+4.64%)と3日続伸しました。今日は地合いだけでなく、韓国拠点への増産投資という独自材料と、今朝のグーグル決算の「巨額設備投資」という2つの追い風が重なった一日。この記事では相場全体→JX金属→グーグル決算の順に、私の判断も含めて整理します。

まず結論:追い風は本物。ただし勝負どころは「75日線」と「8/6決算」

1 JX金属は3日続伸で3,946円。韓国拠点に約40億円を投じ、スパッタリングターゲット加工能力を約2倍にする増産IRが好感された

2 グーグルは2026年の設備投資見通しを最大2,050億ドル(約30兆円)へ引き上げ。半導体素材メーカーには「巨大な発注書」に等しい

3 チャートは25日線を上抜けたが、75日線(4,041円)が次の関門。私は第2弾を撃たず、ここの攻防を見届ける

※本記事は2026年7月23日時点のチャート・公開情報に基づく個人的な整理・投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。私の売買はあくまで個人の判断であり、結果を保証するものではありません。株価は変動するため最新値は必ずご自身でご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。

PART 1 今日の相場概観──日経は反発、一時67,000円台を回復

──2026年7月23日

このパートの要点:日経平均は+307円(+0.46%)の66,422円で反発。米半導体株高とグーグル決算のAI投資引き上げが支えとなり、朝方は一時67,022円まで上昇。ただし中東懸念で後場は伸び悩んだ。

今日の東京市場は、前日の米半導体株高と、今朝発表されたグーグル(アルファベット)決算での「AI投資計画の引き上げ」を受けて、AI・半導体関連中心に買いが先行しました。半導体株の比率が高い韓国KOSPIも一時3%超の上昇となり、日経平均は先物主導で一時67,000円台を回復。

ただし買い一巡後は中東情勢への警戒が重荷となり、後場は伸び悩み。「上値は追い切れないが、下値も売り込めない」という、先週の急落後らしい値固めの一日でした。それでも、パニック売りの局面が終わり、市場が個別の材料を素直に評価し始めたのは大きな変化です。その象徴が、今日のJX金属でした。

PART 2 JX金属──3日続伸+4.64%。今日は「独自材料」で買われた

──終値3,946円(+4.64%)

このパートの要点:指数(+0.46%)を大きく上回る+4.64%。韓国拠点への約40億円増産投資と、22日の銅建値引き上げ(最高値更新)という2つの独自材料が株価を押し上げた。

JX金属(5016)2026/7/23 終値

3,946

前日比 +175円(+4.64%)/3日続伸

25日線3,849円を上抜け/75日線4,041円/RSI 48.70

材料1

韓国拠点に約40億円の増産投資を発表

韓国JX金属に約40億円を投じ、半導体用スパッタリングターゲットの加工能力を2025年度比で約2倍に引き上げると発表。稼働は2027年度下期から段階的に開始します。背景には、サムスン電子とSKハイニックスが表明した計800兆ウォン(約88兆円)規模の投資があり、現地で拡大する需要を取り込む布石。3月のひたちなか230億円投資に続く増産で、「AI半導体材料の需要は本物」というメッセージが改めて示されました。

材料2

銅建値を引き上げ、最高値を更新(22日)

JX金属は22日、銅の国内建値を6万円引き上げて1トン237万円とし、6月3日の最高値233万円を更新。LME銅3カ月先物も21日に一時1トン13,934ドルまで上昇しており、収益ドライバーである銅価格の高止まりが続いています。

チャートの主役は引き続き三角持ち合いですが、今日の+4.64%で位置が一段変わりました。25日線(3,849円)を明確に上抜け、次の関門である75日線の4,041円と心理的節目の4,000円が視界に入ってきました。RSIは48.70と中立圏で、過熱感なく上を試せる位置です。そして三角形の収束点は、ちょうど8月上旬=8/6の決算発表前後。「決算をトリガーにどちらかへ放れる」形が整いつつあります。

+ 昨日「第1弾」を買った私が、今日追撃しなかった理由(クリックで開く)

昨日の記事(※前日記事URLに差し替え)で書いたとおり、私は7/22に計画していた段階買いの第1弾を実行しました。今日+4.64%と上がったので「第2弾いくか?」と一瞬考えましたが、撃ちませんでした

理由はシンプルで、第2弾の条件を「75日線(4,041円)の明確な奪還」か「計画価格帯への押し目」と決めているからです。今日の3,946円はそのどちらでもない中間地点。上がった日ほど計画を破りたくなりますが、ルールの外では撃たない。これを守れるかどうかが、かつて−80%を食らった私と今の私の違いだと思っています。

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PART 3 グーグル決算──最大の注目は「設備投資20兆円超え」

──アルファベット(GOOGL)2026年Q2

このパートの要点:クラウドは+81.8%の絶好調。ただしEPSの急増は評価益によるかさ上げで、実力は予想並み。最大の焦点は2026年設備投資見通しを最大2,050億ドルへ引き上げたこと。グーグル株にはリスク、素材株には追い風。

数字を整理します。売上高は1,198億ドル(前年比+24.2%)で予想を2.5%上回り、けん引役はGoogle Cloud。売上248億ドル(前年比+81.8%)は予想を10.3%上回る大幅上振れで、営業利益率は20.7%→35.6%へ急改善。受注残は5,140億ドルまで積み上がり、企業向けAIインフラ需要の強さを裏付けました。検索+16.8%、YouTube広告+12.9%と広告の本業も堅調です。

一方で注意点も。EPSは9.11ドルと一見サプライズですが、AnthropicやSpaceXなど保有株式の評価益が1株あたり6.26ドル分を押し上げており、これを除くと約2.85ドルと予想をわずかに下回ります。見た目ほど本業が爆発したわけではありません。

強気

Cloud+81.8%・受注残5,140億ドル。AIインフラ需要は「想定以上に強い」と会社自身が認めた。検索・YouTubeも2桁成長で本業は堅い。

警戒

四半期の設備投資449億ドル(前年比2倍)が営業CFを上回り、FCFは▲59億ドルへ赤字転落。減価償却・電力コスト・希薄化懸念はこれから重くなる。

焦点

2026年CapEx見通しを1,950億〜2,050億ドル(中央値約30兆円)へ引き上げ。市場予想1,871億ドルを6.9%上回る。AI投資の「回収力」が今後の最大の論点。

素材株ホルダーへの読み替え

グーグル株にとってCapEx引き上げは「FCF悪化」というリスク要因です。しかし視点を変えれば、これは半導体・素材サプライチェーンへの巨大な発注書。AI向けの計算需要が想定以上に強いからこその増額であり、データセンター向け半導体が増えれば、回路形成に不可欠なスパッタリングターゲットの需要も比例して伸びます。JX金属が今日、韓国増産を発表したタイミングとも見事に噛み合っている。ハイパースケーラーの投資競争が続く限り、素材メーカーの中期ストーリーは崩れない——これが私の読みです。

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まとめ:追い風の中でも、撃つのはルールの中だけ

JX金属は7/23に3,946円(+4.64%)で3日続伸。韓国40億円増産IRと銅建値最高値という独自材料が評価された

グーグルは2026年CapExを最大2,050億ドルへ引き上げ。素材メーカーには「巨大な発注書」であり、中期ストーリーを補強する内容

チャートは25日線を上抜け、次は75日線4,041円。三角持ち合いの収束点は8/6決算前後。私は第2弾の条件が来るまで待つ

株価が3日続けて上がり、良い材料まで出ると、「今すぐ買い増さないと置いていかれる」という焦りが湧きます。でも昨日書いたとおり、私の第2弾の条件は決まっています。条件が来たら撃つ。来なければ待つ。それだけです。明日はインテルと信越化学の決算、そして75日線の攻防。焦らず、計画どおりに見届けます。

よくある質問

Q. 3日続伸したJX金属、今から買っても間に合いますか?
A. 売買を推奨する立場ではありません。私自身は、75日線(4,041円)の奪還か計画価格帯への押し目という「条件」が来るまで追加は待つと決めています。三角持ち合いはまだ方向未確定であり、買うとしても一括ではなく段階買い+撤退線の設定が合理的、というのが私の考えです。最終判断はご自身のリスク許容度で行ってください。
Q. グーグルの決算が、なぜ日本のJX金属に関係するのですか?
A. グーグルの設備投資の中身は、AIデータセンターとそこに載る半導体です。半導体の回路形成にはスパッタリングターゲットという金属材料が不可欠で、JX金属はこの分野で世界シェア6割超を持ちます。つまりグーグルがCapExを積み増すほど、巡り巡ってJX金属の製品需要が増える構図です。ハイパースケーラー(グーグル・マイクロソフト・アマゾン等)の投資計画は、素材株の中期需要を占う先行指標として毎回チェックしています。
Q. これから投資を始めたいのですが、何から?
A. まずは無料の口座を用意し、少額で相場に慣れるのがおすすめです。いきなり大きく張らないこと。証券口座の選び方は初心者におすすめの証券口座で解説しています。買う前に計画と撤退線を決める習慣を、最初から身につけるのが遠回りに見えて一番の近道です。

追い風が吹いた日ほど、焦りが生まれる。
条件が来たら撃つ。来なければ待つ。
勝負どころは75日線と、8月6日。

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注意

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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