✅ この記事の結論(先に要点だけ)
- 12026年9月16日の日経平均は63,923円00銭(前日比438円90銭高・4営業日ぶり反発)。安値63,209円92銭から713円戻して、その日の高値で引けました
- 2JX金属は3,652円(−2円・−0.05%)。値幅は66円=1.81%で直近5営業日の最小、出来高1,017万6,500株も4営業日連続の減少です
- 3私は保有継続・買い増しなしのままです。動かす条件は「電気銅建値が会社前提の1トン約211万7,000円に近づいて定着したとき」と「2026年11月の2Q決算で半導体材料+情報通信材料の営業利益比率が1Qの約34%から切り上がったとき」の2つだけ
PART1 相場全体感と主要ニュース
まず2026年9月16日の東京市場からいきます。日経平均は4営業日ぶりの反発でした。ただ、寄りからまっすぐ上がった日ではありません。始値63,672円13銭で始まったあと、午前10時56分に63,209円92銭まで沈んでいます。前日終値から274円のマイナスです。そこから713円戻して、大引けが63,923円00銭。つまりその日の高値で終わった1日でした。
📊 株価ハイライト(2026年9月16日 東京市場・大引け)
| 指標 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均株価 | 63,923.00円 | +438.90円(+0.69%) |
| TOPIX | 4,061.72pt | +24.56pt(+0.61%) |
| ドル円(15時) | 155.17円 | +0.07円 |
| 新発10年物国債利回り | 2.995% | −0.035% |
| JX金属(5016) | 3,652円 | −2円(−0.05%) |
出典:日経平均・TOPIX・ドル円・国債利回りはトレーダーズ・ウェブ「東京マーケットダイジェスト・16日」(2026年9月16日)、日経平均の大引け値はフィスコ配信(2026年9月16日15時32分)。日経平均の始値・高値・安値はYahoo!ファイナンス(2026年9月16日)。JX金属は松井証券(2026年9月16日15時30分・東証)。
買われたのはAI・半導体関連です。韓国株をはじめアジア株が総じて堅調だったことが買い安心感につながった、というのがトレーダーズ・ウェブの整理でした。具体的には、前日にAI規制の話で売られた銘柄に買い戻しが入った形です。なお33業種別の騰落率は、私が記事を書いた2026年9月16日17時台の時点で公表データを確認できなかったので、この記事には数字を載せません。
前日の米国市場と、当日の主要ニュース
2026年9月15日の米国市場は、指数によって表情が割れました。NYダウは52,093ドル11セント(前日比328ドル09セント安・−0.63%)、ナスダック総合は25,981.57(204.84ポイント安・−0.78%)、S&P500は7,585.73(34.25ポイント安・−0.45%)。ところがSOX指数だけは11,175.55で44.27ポイント高(+0.40%)でした。9月14日に−5.86%と急落した反動で、半導体だけ小さく戻したわけです。
- 1米10年債利回りが5.00%へ。時事通信は「一時約19年ぶりの水準に上昇」と伝えました(2026年9月15日)。2026年9月16日の東京市場中には5%を割り込んでいます
- 2NY原油10月限が1バレル105ドル83セント(4ドル44セント高)。ベッセント米財務長官が「原油高が金利上昇の原因」と述べたことも伝わりました
- 39月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数が+7.6(市場予想+15.0)。9月の独ZEW景況感指数も+34.7(予想+40.0)で、製造業の体温はどちらも予想を下回りました
- 4オープンAIがAI安全性を巡り競合と協力と報じられました。前日にAI開発ペースの減速が話題になった流れの続きです
- 5FOMCの結果公表は日本時間2026年9月17日未明、あわせてウォーシュFRB議長の会見があります。日本銀行の金融政策決定会合は2026年9月17日〜18日です
出典:米国指数は野村證券「ニューヨーク株式市況」(2026年9月15日)、SOX指数は株探・米国株のSOX指数日足時系列(2026年9月15日終値)、米金利・原油・経済指標・要人発言はトレーダーズ・ウェブ「海外マーケットトピック」(2026年9月16日9時32分)、米10年債の「約19年ぶり」は時事通信(2026年9月15日)。
PART2 JX金属の出来高が、4営業日連続で細っています
ここからが今日の本題です。今日は需給、つまり「誰がどれだけ売買しているか」から見ていきます。株価だけ追っていると「2円安、ふーん」で終わる日なんですが、出来高を並べると別の絵が出てきます。
📉 JX金属の出来高と値幅(直近5営業日)
| 日付 | 終値 | 出来高 | 値幅率 |
|---|---|---|---|
| 9月10日 | 3,812円 | 16,408,600株 | 5.12% |
| 9月11日 | 3,695円 | 16,352,700株 | 2.05% |
| 9月14日 | 3,617円 | 15,808,200株 | 4.19% |
| 9月15日 | 3,654円 | 13,778,500株 | 3.51% |
| 9月16日 | 3,652円 | 10,176,500株 | 1.81% |
値幅率=(当日高値−当日安値)÷前日終値で私が計算したものです。9月10日〜15日の株価・出来高はYahoo!ファイナンス「株価時系列」(2026年9月16日確認)、9月16日は松井証券(2026年9月16日15時30分・東証)。
出来高が4営業日続けて減っています。9月10日の1,640万株から9月16日の1,017万株まで38.0%減。さらにさかのぼると、日経平均への採用が報じられた9月7日の出来高は2,496万8,600株(前日比104%増)でしたから、そこからは59.2%減です。値幅率も5.12%→2.05%→4.19%→3.51%→1.81%と、最後の2営業日ではっきり縮みました。
「なぜ5回」で掘ってみます
問いはこれです。日経平均が438円高でAI半導体株が買われた日に、なぜJX金属の出来高は4営業日連続で減り、株価は−0.05%で止まったのか。
- 1Why1 売り手も買い手も、まとまった量を出していない【事実】始値3,607円・高値3,667円・安値3,601円。1日の値動きが66円しかありません。前日終値3,654円に対して1.81%です。株価が動かないのではなく、動かすだけの株数が出ていない日でした(出典:松井証券 2026年9月16日15時30分)。
- 2Why2 9月7日に入った短期の資金が、順番に抜けている【事実】日経平均225銘柄への採用が報じられた9月7日、出来高は2,496万8,600株で前日比104%増でした。その後は7営業日かけて1,017万株まで減っています。イベントで入ってきたお金が、イベントの前に出ていく形です(出典:Yahoo!ファイナンス・松井証券)。
- 3Why3 株価を動かす材料が2本とも止まっていた【事実】JX金属を動かすのは銅とAI半導体の2本です。電気銅建値は9月15日に1トン224万円へ改定されて以降、9月16日時点でも据え置き(出典:JX金属「銅建値」2026年9月16日確認)。SOX指数も前日は+0.40%の小動き。新しい数字がどちらからも来ていません。
- 4Why4 この銘柄はイベント前にいちばん触りにくい【ここからは私の推測ですが】FOMCの結果公表は日本時間2026年9月17日未明、日本銀行の会合は9月17日〜18日。JX金属はドル建ての銅で稼いで円建てで決算を出すので、米金利と円の両方に触ります。片方だけに賭ける建て玉が組みにくい。だから結果が出るまで手が止まる、と私は読んでいます。
- 5Why5 だから私は、今日は何もしません【投資判断】出来高が細って値幅が縮んだ日は、私にとっては待機の日です。買い増しもしないし、利益確定もしない。持ち株はそのまま置いておきます。動かす条件は下の2つだけで、今日はどちらも満たしていません。
🚩 私が動く条件(従来から変えていません)
① 電気銅建値が、会社の通期前提から逆算した1トン約211万7,000円まで下がって定着したとき。現在の224万円は、この前提より5.80%だけ上にいます
② 2026年11月の2Q決算で、半導体材料+情報通信材料の営業利益比率が1Qの約34%から切り上がったとき。切り上がれば買い増し、横ばいなら保有継続です
①の数字の出し方も書いておきます。会社の通期前提は1ドル159円・LME銅604セント(=1ポンド6.04ドル)です。1トン=2,204.62ポンドなので、6.04ドル×2,204.62×159円=1トン約211万7,000円。ここに実際の建値224万円を当てると+5.80%になります。ドル建てで見ると224万円÷155円17銭÷2,204.62ポンドで1ポンド約6.548ドル、前提比+8.41%。ただしドル円155円17銭は前提の159円より2.41%の円高なので、円に直す段階で上振れが削られる、という順番です。
⚠️ この見立てが外れるとしたら:出来高減が「様子見」ではなく「保有者が静かに降りている」場合です。判定は10月1日以降にできます。日経平均株価の算出にJX金属が入るのは2026年10月1日から(出典:JX金属 2026年9月4日リリース)。そこでインデックス買いが入ったあとも出来高が1,000万株台から戻らず、株価だけ下がるなら、私の需給の読みは外れです。
出来高が減る日を、私は待ち時間として使っています
私はSOXLで資産を80%近く減らした経験があります。あのときいちばん効いたのは、下げそのものよりも「毎日なにか手を打たないと落ち着かない」状態でした。値動きが小さい日に無理やり売買して、手数料と精神力だけ削っていく。今から振り返ると、そこがいちばんの無駄でした。
なので今は、出来高が細った日は数えるだけの日と決めています。今日数えたのはPERです。発行済株式数は949,183,210株(Yahoo!ファイナンス 2026年9月16日確認)。終値3,652円をかけると時価総額は約3兆4,664億円。会社予想の当期純利益1,410億円で割ると、PERは約24.6倍でした。9月9日の約26.3倍から5営業日で1.7ポイント下がっています。株価が3,909円から3,652円へ6.6%下がったぶんが、そのまま値札に出ているだけです。
PART3 今日のAI投資活用プロンプト
今日のテーマは出来高です。というわけで、出来高と株価のズレをAIに整理させるプロンプトを1本置いておきます。数値はご自身で証券会社アプリから転記してください。AIに株価を「調べさせる」と、古い数字や存在しない数字が返ってくることがあります。
あなたは株式市場の需給分析に詳しいアナリストです。 以下の1銘柄の日次データを読み、出来高と株価の関係を整理してください。 【銘柄データ】 銘柄名・証券コード: 直近10営業日の「日付/始値/高値/安値/終値/出来高」: (証券会社アプリの株価時系列からコピーして貼り付け) 【あわせて渡す情報】 ・この10営業日にあった、その銘柄固有のニュース(あれば日付つきで) ・同じ期間の日経平均またはTOPIXの終値 【出力してほしい内容】 1. 各日の「値幅率」=(高値−安値)÷前日終値 を計算して一覧にする 2. 出来高が増えた日・減った日を分け、それぞれの日の値幅率の平均を出す 3. 「出来高が多いのに値幅が小さい日」「出来高が少ないのに値幅が大きい日」を 該当日だけ抜き出し、それぞれ何が起きた可能性があるか候補を2つずつ挙げる 4. 指数と比べて、この銘柄だけ動きが違った日を日付で指摘する 5. 最後に「この10営業日で確認できる事実」と「データからは判断できないこと」を 分けて3行ずつ書く 渡したデータのみを使用してください。 株価や出来高を推測で補わず、足りない場合は「データなし」と書いてください。 売買の推奨ではなく、判断材料の整理として出力してください。
私が今日これを回して助かったのは、出力の5番目です。「データからは判断できないこと」として「出来高の減少が、様子見によるものか売り手の枯渇によるものかは、日次の四本値と出来高だけでは区別できない」と返ってきました。まさにそこが今日の弱点なので、記事の反証欄にそのまま反映しています。
⚠️ 注意ポイント:AIは渡した10営業日の中だけで話を作ります。その前後に決算や指数入れ替えがあっても、データに入っていなければ無視されます。出力を読む前に「この期間に何があったか」を自分でメモしてから渡すと、精度がまったく変わります。
よくある質問
Q. 出来高が減るのは悪いことですか?
A. それだけでは良いとも悪いとも言えません。今日の場合は、FOMCと日本銀行の会合が翌日に控えていて材料も止まっていたので、私は待機と読みました。ただし同じ「出来高減」でも、株価が下がりながら減っていくなら意味が変わります。株価の方向とセットで見てください。
Q. 日経平均に採用されると株価は上がるのですか?
A. 採用は「誰がその株を持つか」を変えますが、「その会社がいくら稼ぐか」は変えません。JX金属が日経平均の算出に入るのは2026年10月1日からです(JX金属 2026年9月4日リリース)。指数に連動する資金の売買は一時的なもので、そのあとの株価は結局、銅と半導体材料の数字が決めると私は思ってます。
Q. 値幅率はどう計算していますか?
A. (当日高値−当日安値)÷前日終値、です。前日終値で割るのは、当日の始値が窓を開けて始まった日も同じ尺度で並べたいからです。9月16日なら(3,667−3,601)÷3,654=1.81%になります。証券会社アプリの四本値があれば電卓で出せます。
まとめ
2026年9月16日は、日経平均が438円90銭高で4営業日ぶりに反発し、安値から713円戻して高値引けした日でした。そのなかでJX金属は3,652円・−0.05%。出来高1,017万6,500株は4営業日連続の減少で、9月7日比では59.2%減です。値幅も1.81%まで縮みました。
材料が止まり、イベントが翌日に控え、短期の資金が抜けたあと。この3つが重なると、株価は動かないのに時間だけ進みます。私はここで何もせず、PERが約24.6倍まで下がったことだけ手帳に書いて終わりにしました。次に手を動かすのは、銅建値が211万7,000円に近づいたときか、11月の2Q決算の日です。
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。特定銘柄の売買を推奨するものでもありません。記載した数値は本文中に示した出典・取得時点のものであり、その後の市場動向により変動します。AIの出力には誤りが含まれる場合があります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。
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